世界一周ブログ -  2011 5月

帰国後

アーカイブ: 5月, 2011

  • ワイナピチュ

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    世界一周初心者のヨメブログです

    とうとう行ってきました
    日本人が行きたい世界遺産第一位のマチュピチュ。

    マチュピチュと言えばリャマ!でも10頭くらいが隅っこの方で草を食んでるだけで、この写真を撮るのも一苦労デシタ

    1450年にインカ帝国第9代皇帝によって造り始められ、
    山の上にひとつの都市を作るというたいそうな構想に多くの人が携わりながらも
    90年後の1540年には誰も住まなくなってしまった謎の多い都市。
    1911年にアメリカ人の探検家によって発見されるまでスペインの侵略時代も発見されず
    370年もの間眠りについていた空中都市。

    朝6:00すぎに見たマチュピチュは霧が浮かんでいて、
    天空の城ラピュタの世界。
    マチュピチュとは地元のケチュア語で「若い峰」という意味なのだが
    対象に「老いた峰」という意味のワイナピチュという300メートルの山がすぐ横にある。
    いわゆるマチュピチュの写真を見ると後ろに写っている三角に切り立った山だ。
    頂上は360度の大パノラマでマチュピチュ全体を見下ろせるとあって観光客に大人気の山だ。
    私も立派な観光客、山に登ろうじゃないか、と意気込んで
    登山のための整理券をゲットすべく朝4:00過ぎに列に並んで7:00からの登山券を無事入手。
    (私たちが並んだ時点ですでに180人くらいが並んでた)

    運動は得意なほうだったし、大学まで10年テニスをやってきた。
    仕事だってそれなりに動く仕事だったと自負していたので、
    「観光で来ましたけど山があったので登りますー」程度の気持ちでふもとに立ったのだが
    山の下から見上げると岩肌がごつごつ見えていて実に急だ。
    一抹の不安が胸をよぎる。
    でも観光名所なので登山者にはおばちゃんやおじちゃんもたくさん。
    「富士山だって登ったじゃないか」と自分に言い聞かせ、いざ登山開始。
    キ・キツイ…。
    富士山みたいにゆるやかな坂が延々続くのではなくて、
    一歩一歩が非常に段差のある道なのだ。
    ワイヤーロープを手繰らなければ登れない場所もあるし、
    片側は断崖絶壁で柵のない階段もある。
    これは気楽な登山ではない模様。
    そしてまた、ムコはひょいひょい登っているのがなんとも悔しい。
    ラストに人ひとりが腹ばいになってやっと通れる穴を抜けて頂上へ。
    「もう二度と体力に自信があるなんて言いません」と誓いながら見た景色はまさに絶景。
    それまでの苦労もあってそれはそれは気持ちのいい景色でした。

    筋肉痛?ちゃんと“翌日”にきましたとも。

    左のジグザグがマチュピチュ入口までのバスロード。右の遺跡がマチュピチュ。なんでもマチュピチュはコンドルの形をしてるんだそうな。どこらへんがコンドルなんだろう??

    通りがかりのおじさんに頼んだショット。いい構図でとってくれた!

    ふもとの村には温泉が湧いてます。水着で入る温泉、アグアスカリエンテ。腰かける段差がないので立ったまま入り続けなきゃならない。湯船に浸かるのは日本以来3か月ぶり!ぜひ世界中の人に箱根ユネッサンを教えてあげたい。

  • 空中都市、マチュピチュ

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    朝6時半。マチュピチュに朝日が差し込みました。

    世界一周ブログ、88日目。

    世界遺産“マチュピチュ”に行ってまいりました。

     

    マチュピチュまでの道のりは遠く、

    リマ→(飛行機で1時間半)→クスコ→(乗り合いタクシーで1時間半)→オリャンタイタンボ→(列車で2時間弱)→マチュピチュ村→(バスで30分)→マチュピチュ到着

    といった塩梅です。われわれもこの最も一般的なルート取りをしましたが、リマ→クスコ間の移動をバス(26時間!)にしたり、オリャンタイタンボ→マチュピチュ村間をトレッキング(3泊4日!!)にしたりすることもできます。

    そんなマチュピチュこは、インカ帝国の王が別荘として使っていた街だといわれています。この石の要塞に暮らしていたのはおよそ500人。この程度の人数でこの街を作り上げるのは到底不可能なので、「街造りの専門業者」が存在したといわれています。

    それにしても見事な作り。標高2000mを超える山の尾根にあるとは思えませんよね。

    「昔の人の辛抱強さには驚かされる」

    どこかで聞いたことのあるような台詞が頭に浮かんできます。

     

    積み上げられた石の一つひとつに敬意を払いつつ、現代人は遺跡の至る所でハシャぐのであります。

    あー! おちるぅ!! と、西洋人の女子達が写真を撮ってました

    スーパーマン! あ、下の女の子がジャマだなあ…。

     

    はらだいち

  • 宿⑱ ゴロンドリーナ号

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    小さい船だったけれど、その分みんなと仲良くなれました。

    世界一周ブログ、87日目。
    ガラパゴス諸島に関するブログの最後を飾るのは、
    クルージングで僕らの足となり、宿となった船のご紹介。

    名前は「ゴロンドリーナ号」。
    乗客16名と乗組員8名を乗せて、
    ガラパゴスの島々を周遊しました。
    夜寝ている間に、新しい島に移動してくれるため、
    無駄なく観光に時間を使えます。

    客船というよりはクルーザーだから客室は狭く、
    バストイレも充実しているとは言い難い。

    それでも贅沢な気分にさせてくれたのは、
    心地いい風と満点の星空、
    そして美味しい食事のおかげでしょうか。

    (船という特殊性を考慮して、今回は採点なし!)

     

    Text : はらだいち

  • ♥13 : I Love “ NAVIGATION ” !!

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    Name : Maira (29/04/11 in Galapagos, Ecuador)

    「皆、自分の仕事が大好きで、誇りをもっている」

    各国を旅していると、そう強く感じさせられる。

    ガラパゴスで僕らが乗り込んだクルーザーで

    ホールの切り盛りを一手に担っていたマイラもその一人。

    「やっぱり航海かな。なかなか家には帰れないけれど、

    大切な仲間や素敵なゲストと、楽しい時間が過ごせるから」

    Text : はらだいち

  • ポスト・ベイ

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    雨ニモ負ケズ、ただひたすらに手紙を飲み込みます。

    世界一周ブログ、85日目。
    今日はちょっといいお話を。

    ガラパゴス諸島の南方に位置する
    フローレンス島には「ポスト・ベイ」と呼ばれる場所があります。

    ここには名前の通りポストがあるのですが、約150年間、
    一度だって、郵便職員が来たことはありません。

    それでは誰が手紙を回収しているのかというと、
    古くはここを航海していた各国の船の乗り組み員達。
    現在はわれわれのようなツーリスト。

    ポストに溜まったカードの中から自分の国宛のものをピックアップし、
    その代わりに自分が書いた手紙をポストに置いてきます。
    そして回収したものは、帰国後に切手を貼って本物のポストに投函するのです。

    当然、時間なんて読めないし、人に見られたら困るような内容なんて書けません。
    だけれど、熟成に熟成が重ねられた
    得も言われえぬロマンが詰まっていると思いません?

    さぁ、僕の手紙はあの人に届くでしょうか…?

    Text : はらだいち