世界一周ブログ -  2011 10月

muko

アーカイブ: 10月, 2011

  • 宿95 : HOTEL SWAGAT @ガヤー

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    ガヤー駅前。信じられないことに、夜は路上が寝ている人で埋め尽くされます。

    ガヤー発デリー行きの夜行列車は23時発だから
    22時30分に駅に行けばいいのですが、どこにいるかがモンダイ。
    ブッダ・ガヤーから駅までは1時間ぐらいクルマで走らなきゃいけないから
    渋滞のリスクとかも考えると、早めにガヤー駅周辺に行っていた方がいい。
    だけど駅の待合室はちょっといる気にならない。

    「多少の出費はやむなし!」と諦め半分で駅前ホテルにアタックしたところ、
    なんと1泊500ルピーとかなりお安い!
    10時過ぎまでのデイ・ユースですが、この価格だから値切らず泊まることに。

     

     

    HOTEL SWAGAT
    ■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、5点
    寝具 ★☆☆ ダブルベッド1台。寝るのをためらうほどではない。
    水周 ★☆☆ 清潔感はなし。もちろん水。虫、多数。
    設備 ★☆☆ ファン付き。雑巾みたいなバスタオルと石鹸をもらえる。
    WIFI ★☆☆ あるわけない。
    立地 ★★★ 駅の正面。電車待ち目的としての立地は最高。
    接客 ★☆☆ チップ要求がうざい。払ってしまったが…。
    価格 ★☆☆ Rs500(約800円)/一室。この金額なら払っちゃう。

     

     

    このホテルで、インド名物!? 「恐怖のチップ男」に遭遇!
    ボーイなのですが、やたらと部屋にくるのです。
    バスタオルや石鹸を運んできたり、
    壊れているテレビを必死に直そうとしたり…。
    最初は過剰な親切だと思っていたのですが、
    「あ、これが恐怖のチップ男か!」と気づき、
    試しにチップをあげてみると、すぐにいなくなりました。

     

     

     

    はらだいち

  • 宿94 : Hotel Embassy @ブッダ・ガヤ

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    ブッダ・ガヤー村の入り口にあるホテルとは名ばかりのホテル。

    マハーボディー寺院というブッダ・ガヤ最大の見所の目の前にある
    「Hotel Prince」という立派な名前のホテルを予約してました。

    今回は難なくホテルが見つかり、
    バウチャー片手にフロントへ向かったところ
    何やら漂う、不穏な気配。

     

    「すいません、満室です」
    ――いやいや、だから予約してるって。

    「すいません、ここから2分の姉妹店に行って下さい」

    ――いやいや、だから予約してるって。

    「すいません…」

    ――クオリティは一緒なの?

    「はい」

    ――ここからどれぐらい?

    「2、3分です」

    ――じゃあ、とりあえずそっちに行ってみよう。誰かエスコートしてくれ。

     

    そうして、片腕のない男の子に先導されて、
    同系列らしいホテル「Hotel Embassy」へ。
    2、3分ではなく10分ほど歩いたことは言うまでもありません。

     

    「宿泊ですか?」

    ――これこれこういうワケで…

    「お部屋にご案内します」

     

    見たところ、確かに悪くはない。
    エアコンも利いてるし、一見したところ前の宿よりも明るい雰囲気。
    しかし、前のホテルにはあるはずだったWIFIがない。

     

    ――やっぱりここだと寺から遠いし、ヤダ

    「そんなぁ。グッド・サービスしますから」

    いや、なら安くしてくれ。

    「うーん、それは困る…」

     

     

    しばし沈黙。怒ってるこっちも何だか気まずい。

     

     

    ――ならばコーラをおごってくれ

    一同爆笑。事態収束。

     

    というわけで、ここに泊まることに決まりましたが
    実際に泊まってみると、思っていたよりヒドイ宿でした。

     

    Hotel Embassy
    ■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、2点
    寝具 ★☆☆ ひどい。ダニはいるし、マットレス下にはゴキブリ君。
    水周 ★☆☆ 清潔感なし。もちろん水。ゴキブリ君多数。
    設備 ★☆☆ 基本的に一切なし。
    WIFI ★☆☆ あるわけない。
    立地 ★☆☆ 街の中心、マハーボディ寺院からは徒歩10分ほど。
    接客 ★★★ 接客はGOOD。チップも要求しないし快適。
    価格 ★☆☆ Rs1600(約2500円)/一室。割高感あり。

  • 宿93 : Place on Steps @バラナシ

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    寺院を改造したゲストハウス。ガンガーから見るとこんな感じです。

    ガンガーの街、バラナシ。
    宿泊施設は駅前周辺(高級)と、ガンガー周辺(低級)という
    二つのエリアに固まっています。
    もちろん僕らは後者をチョイスしました。

    宿探しも旅の醍醐味だが、夕方着ということを考えると
    先に決めておいた方が無難と判断し、インターネットで予約。

    空路でバラナシに着いた後、
    ほどよく騙されつつガンガー周辺に着いたまではいいのですが、
    あまりのカオスっぷりに、いくら歩いても宿に着ける気配がない!
    しかも日本語が堪能すぎる少年ギャング団にロックオンされていたので
    二重苦と戦いながらの宿探しとなり、

    「んもう! もうそこのホテルに入りたい!!」

    と、駄々をこねる寸前。

    しかし、奇跡的に宿を発見。
    元気を使い果たしたワレワレは、宿の食堂で夕食をとり、
    すぐに眠りに落ちましたとさ…。

    ★Place on Steps
    ■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、6点
    寝具 ★★☆ ダブルベッドが2台。使い込まれているが不潔ではない。
    水周 ★☆☆ シャワーはほとんど水。窓全開なので虫王国と化す。
    設備 ★☆☆ 基本的に一切なし。
    WIFI ★☆☆ ロビーのみだが結構速い。
    立地 ★★☆ ガンガー・ビューの部屋。空港からは1時間ぐらい。
    接客 ★★☆ うざいぐらい親切。手間賃程度のチップは必要。
    価格 ★★☆ Rs1090(約1700円)/一室・朝食付き。まあ安いね。

  • ガンジスほとりの火葬場

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    夜明けのガンジス川 川にぽつぽつと浮かぶのはマリーゴールドで飾られたキャンドル。静かに川を流れてゆく。

    日の出時刻の5:30に起きるも、ムコは眠気の中。
    これはどうやってもおきない気配なので、ひとり宿のベランダからガンジス川の朝日を眺める。
    ゆっくりとたゆたう水面を観光客を乗せた小舟がいくつも通り過ぎていく。
    朝日に向かって沐浴する人、静かに座禅を組む人。
    昼間の喧噪とは別の、信仰の国インドがそこにある。
    うわぁ、すごい。

    …って見とれてたら上から果物の皮が降ってきた。
    見上げると、猿の親子がこちらを見下ろしてる。
    危うく朝からオレンジの皮かぶるところだった。。猿め!
    この宿の朝ごはんは屋上のテラスでいただくのだけれど、
    すぐ眼の高さに猿の住む木があって、侵入を防ぐために金網でテラスが覆われてる。
    もう、なんていうか、動物園の逆バージョン。
    フリーの世界に猿がいて柵の向こうから朝食を食べる私たちを見てる。

    屋上のテラス。柵で囲まれてご飯を食べてる私の周りをサルがはしゃぎまわってこっちをみてくる。野猿をこんなに近くで見たのは初めてだ。はじめまして。

    今日はマニカルニカー・ガートという火葬場に行く。
    10年前にインドに来たときは見る気がおきなかった。
    でも、いま、見ておきたいと思った。
    生と死が生々しくそこにある。
    それはガンジス川とともに生活する人々にとって自然なこと。
    カルマで人生はつながっているから、死は神聖なるひとつの節目、
    また生まれ変わってカルマは続いていく。
    ガンジス川で死ぬために生きている人もいる。

    リクシャで町を移動しているときに道端で
    これから火葬される人を送り出す人たちを見た。
    亡くなった人は黄色い布に包まれ、
    マリーゴールドやカラフルな花や布をまとい、、
    太鼓や鳴り物でにぎやかに送り出されていた。
    火葬場に集まった家族は泣くではなく、ただ静かに祈りをささげていた。
    すぐ隣には毎日沐浴するガート(沐浴場所)がある。
    死も彼らにとっては『特別』じゃなく、
    食べることや呼吸すること、ひいては生きることと同じところに存在している、
    そう感じた。

    マニカルニカー・ガートに向かう途中、迷路のような路地を迷いながらくねくねと歩いた。
    路地は狭くて、そこらに毛が抜けてたり足を引きずってる犬がいた。
    道端には出所不明の糞が転がってて、アンモニア臭がたちこめていた。
    暗い店々の軒先からは常に誰かの目線がこっちに向かっていた。
    あちこちに神様の像があって、額をつけて、手を合わせて祈っている人がいた。
    家と家の隙間と言う隙間になにか、動物、ごみの山、人、がいた。
    全てのものがギラギラしていた。
    そこには『生』があった。

    インドなんだ。
    いま、私が感じたかったことはこういうことなんだ。
    インドの1日は濃密だ。

  • マハーボディー寺院

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    ブッダが悟りを開いたという地に建てられた仏塔。

    インド人、タイ人、チベット人、中国人、日本人。

    いろいろな国の言葉で唱えられているお経が

    特別なオーラとなって漂っている。