世界一周ブログ -  yome

帰国後

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  • 妹がやってくる

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    世界一周初心者のヨメブログです

    ローマの中にあらわれるバチカン市国。ここは青空が良く似合う場所だ。

    4泊5日滞在したイタリア南部のエオーリエ諸島をあとにして
    再び夜行列車でローマまで9時間の旅。
    夏のハイシーズンのためヨーロッパはみんな長い休暇を楽しむ人で
    溢れ返るため週末はどこのホテルも値段があがる。
    それにようやく気付いたので、出費回避のためにも
    夜行列車移動が週末に来るようにわざわざ調整したのだ。
    同じホテルなのに週末だからって値段が高いとそれだけで
    ちょっと泊まるの腹立たしくなっちゃうもんね。
    冷房が効きすぎてるところだけ難点の夜行列車で
    朝7:00にローマの中心、テルミニ駅に到着。

    朝早いのに予約してたホテルはチェックインさせてくれた。
    ありがたや~。
    シャワーも浴びてすっきりとしたところで
    夜行列車後だがすぐにローマの街へ繰り出す。

    はい、真実の口。ありきたりのポーズだけど、ここに来たらやっちゃうよねー

    そう、ここからの数日は時間がないのだ。
    私の妹弟が夏休みを利用してヨーロッパへやってくるという。
    弟は、数か月タイの山奥に突撃ホームステイしたり、
    電気も水道もないミクロネシアの小さなヤップ島という島に毎年出かけたりと
    それなりに経験豊富なのでよいが、問題は妹だ。
    本州からすらろくに出たことがない、
    飛行機にすら数回しか乗ったことのない妹が
    姉に会うためにわざわざやってくるというのだ。

    彼女は私よりももう少し繊細で美術や芸術に興味があったり
    音楽演奏やアレンジを仕事としており音楽家にも詳しかったりする。
    そんな彼女の立てた計画は「ウィーンフィルハーモニーの演奏を生で聞きたい」という
    なんとも高尚なもので、なんでもウィーンフィルは7月にザルツブルク音楽祭という
    オーストリア南部で行われる世界的に有名な音楽祭に出演する予定があるのだそうだ。
    「ほうほう」とただうなずく私だったが、
    つまりは7月末にオーストリアに行かねばならないことになった。

    “中欧”なんていうちょっと自分からは距離のあると思っていたオシャレエリアに
    足を踏み入れることになる。
    しかもwikiペディアで調べてみると、ザルツブルク音楽祭はそうそうたるイベントらしく
    観客は男性はタキシード、女性はロングドレスが基本らしい。
    音楽祭の観客の服装を見る観客、というのもいるくらいすごいらしい。
    ひぃ。
    コンバースのスニーカーとビーチサンダルと
    ブラジルで3000円で買ったペタペタのサンダルしか持ってないので
    私は観ることすら許されそうにない(@_@。
    しかしザルツブルクには行くとしましょう!
    姉として、行ってやりましょう!

    ローマのトレビの泉 コインを後ろ向きに投げ入れるとまたここに戻ってこれるそうな 数十年前に投げたら戻ってこれた

    なので、ローマからは今までやったことのない連日1泊ずつで
    観光しては移動をしていくスタイルをとることに。
    ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノと
    イタリア4大都市を4日で駆け巡るのだ!
    私は大学の卒業旅行で4都市ともわりとじっくり見ているのでよいのだが、
    ムコも“世界的にあまりにも有名な観光地で都市なのは駆け足でいいや”とのこと。

    しかしハード(笑)
    移動して14:00くらいにチェックインして観光、
    宿泊して翌日8:00ころには次の都市へ向けて移動!(笑)

    ちゃんと見るもの見ましたよ。
    ガイドブックのそれぞれの都市のトップを飾るようなところは
    全て押えました。
    満足(*^^)v

    このあとはスイスをドドッと駆け抜けて
    ドイツまで行っちゃいます!

    ローマの休日で使われたスペイン広場 人いっぱい 

    フィレンツェの街並み オレンジの瓦がきれい ドゥオモより撮影

    ヴェネツィア ゴンドラが行く

    ミラノのドゥオモ ここのは荘厳でステンドグラスがすばらしい

    ローマのコロッセオ ローマは見どころ8か所くらいを4時間で駆け回った…

  • イタリアで気になった

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    私がイタリアで気になったもの。

    ナポリの街角の露店で普通の服と一緒に売ってたんだけど
    どういうときに着るんだろう?
    どうやって着こなすんだろう??
    どうやってトイレするんだろう???
    マドンナでもない限り厳しいと思う。

    かわいいブラウスなのに下がつながっててショーツ型

    こちらはイタリアのソレントのオフィシャルディズニーショップの前で
    呼び込みをする偽物ミニーさん。
    お店はどう見てもオフィシャルなのに、なぜ??
    カメラを向けたら笑顔で応えてくれました。
    そして、隣にはもちろん偽物ミッキーさんも。
    ミッキーさんに手を振るベビーカーには偽物のキティちゃん風船がついてた。
    ここは中国か?!

    本物は赤基調のワンピースですよ~

    店先で2時間くらい客引きやってたミッキーさん

  • ジョニーデップ現る

    2

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    これがジョニーデップだったらなぁ。。って言ったら「コレがペネロペクルスだったらなぁ」って言われた。ごもっとも。

    それはリパリ島にも慣れてきた滞在4日目の出来事だった。
    いつものように海岸線をバスに揺られていたら
    バス停から興奮気味のお母さんが何かしゃべりながら乗ってきた。
    よくよく聞いてみると「そこのビーチにジョニーデップが来てるのよ!」

    うそーん!!まじですかー?!あのジョニデ様がっ?!
    その後も興奮気味にほかの乗客に英語でジョニデ様の様子を語っている。
    すぐにでもバスを降りて海パン姿のジョニデを探したい気分だったが
    子供連れのお父さんに席を譲ったムコは混雑バスのはるか奥のほう。
    ひとりでジョニデ探しにバスを降りるわけにもいかず、
    ひたすら目を皿のようにして海岸線を走るバスからビーチを眺め続けた。

    が、発見できず…。

    「私、日本から来てるんです」
    ↑なんかJAPANって言葉に引っかかってくれそう
    「私、パイレーツオブカリビアン全部見てますっ」
    ↑なんか全部見てるって勢いは必要そう
    「私、公開してすぐにハリウッドで命の泉見ました」
    ↑なんかハリウッドって言葉に振り向きそう

    一瞬で頭の中を巡ったジョニデ様に出会ったら言いたいひとことも
    虚しくありがちなファンの妄想となった。

    こんな小さな島のどこかにジャックスパロウがいるなんて!
    一生のうちで、もうこれ以上近い距離で同じ海に浸かれることはなかろうと思い、
    バスを降りてすぐに近くの海辺まで駆けていき、
    5km圏内で同じ海水に浸かっているであろうジョニデ様を思い、
    とりあえず私も腰まで浸かってみた。

    その後もどこかで遭遇しないかとキョロキョロ浮き足立っての観光。
    バスに乗り込んできたお母さんの噂話だけなのに
    1日中私をちょっと浮かれた気分にさせてくれたジョニーデップ。
    さすが、スターだなぁ。

    全然内容と関係ないけど、ムコがひとりでひたすら八ツ墓村みたいなことし続けてたから撮ってあげた。案外きれいにできてると思う。

  • 火山、噴火!

    2

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    イタリア南部のエオーリエ諸島3日目のテーマは
    “ぐだぐだする!!”
    歩いて5分のビーチで泳いで、
    ひたすら料理を作ってはつまんで過ごしました(笑)
    まあ、ひとつの贅沢です。
    レストランでの食事が続くと
    メニューにはない食べたいものがどんどん増えてくる。
    あと、メニューにはあっても高かったりすると躊躇しちゃうし。。

    ネコも私もぐだぐだ眠りこける昼下がり

    しかーし、キッチンがあればなんでもできるー。
    ムール貝の酒蒸し、辛いペペロンチーノ、野菜サラダ、
    ポルチーニ茸のクリームパスタ、カプレーゼ、
    焼き野菜のオリーブオイル漬け…ってだいぶ食べたな・・。

    海の見えるバルコニーに妙に大きな壷とハンモックと犬。お宅様、お金持ちでらっしゃいますね?

    食べ疲れて眠って、翌日はツアーでパナレア島とストロンボリ島へ。
    パナレア島は小さな島ながら家々の風景がかわいらしい。
    白い壁に青い扉、まっピンクに咲き乱れるブーゲンビリア、
    そしてその向こうに広がる蒼い海と空~♪
    お金持ちそうな家のきれいに整えられた庭々を撮りまくり。
    「こんなところに住めたらなー」というムコ。
    私に異論はございません、がんばって稼いでくだせぇ。

    ツアー途中でフェリーは透明度の高いパナレアの沖で停泊。
    なぜかというと、数メートル下まで見通せる海へ
    フェリーの上からドボーンと飛び込む時間なのです。
    自称素潜り名人のムコが潜ってみたものの海底へはたどり着かなかったそうなので
    深さは5m以上あると思われるけれど、こどもも浮き輪を持ってドボーン。
    岸からはるか遠い海のど真ん中で開放的遊泳を堪能。

    噴火したー!!初めて見たー!!写真を撮るのは難しくって肉眼だとすごい勢い!

    フェリーから海に沈みゆく太陽を見て、
    そのまま現在も噴火活動中のストロンボリ島を船上から眺める。
    夜になると噴火の火が闇にはっきり見えるので観光スポットになっていて
    たくさんのフェリーが海に浮かびながら噴火の時を待つ。
    15分くらい待機していると、
    ドカーーン!
    音は想像だけど(笑)、
    燃えるようなオレンジ色のマグマが山頂から数十メートル噴き出した!
    山肌を転がり落ちるマグマの玉っころ。
    初めて生で山が噴火するところを見た。
    フェリーは指笛と拍手と大歓声。
    噴火で拍手なんてちょっと不謹慎な気もするけど、
    この島は片側のみにマグマが流れておちていて反対側にはたくさん人が住んでるし
    海岸はビーチが点在してホテルも立ち並ぶ一大観光地なのだ。
    火口近くまで登る登山道もいくつも用意されている。
    どういう摂理か分からないけど、危険ではないということなんだろう。
    その後も10分間隔くらいで小さめの噴火が続いて、
    グレーの粉じんを噴き出しては風に乗って裾まで流れ落ちていった。
    どっかの映画で見たような、ディズニーシーのセンターオブジアースのような、
    でも不揃いな勢いの火柱が一地点から何本もまっすぐ縦に、
    地球の中心から天空へ向けて吹き上がる様は
    やっぱりエンターテイメントとはどこか違って脅威をおぼえた。
    ストロンボリの山は1000メートル近くあるんだけど
    その中をマグマが地下から山頂までのぼってると思うと
    なんか、かないません、って思った。

    パナレア島。カサブランカと家の白壁と水色の窓枠。っかぁ~、たまらないね。

    *旅メモ*
    パナレア島とストロンボリ島を巡るツアーは各社から出ていて
    リパリ島を14:30出発で22:30戻り。
    私たちの参加したツアーは35ユーロでした

  • 泥温泉~ヨメ編~

    2

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    リパリ島に短期でアパートを借りて島めぐり。
    今日はお隣のヴルカーノ島へ。
    この島の目玉は温泉!

    「ハラマキを探せ!」

    天然泥の温泉で全身パックができちゃうのだ!
    いつか入ってみたかった泥温泉。
    わーい\(^o^)/
    治癒効果も高いとのことでたくさんのおじちゃんやおばちゃん、
    そしてもちろんたくさんのカップル。
    みんな、どろどろ(笑)
    全身に泥を塗って、温泉から上がって、岩の上に座って
    微動だにせず泥を乾かしてる姿はまるで石像(笑)
    「目には絶対泥入れちゃだめだよ」という受付のおじさんの指示通り
    目以外は全部に泥を塗りたくってやりました。
    たしかにスベスベになった気がする~。

    ・・・ノーコメント。

    泥温泉のすぐ隣は海に面していて、その海は温泉が湧いてることで有名。
    海水とミックスされて海水浴と温泉が一緒に楽しめちゃう。
    あたりに立ち込める箱根の大涌谷を思い出させる硫黄のにおい。
    ぼっこんぼっこん音を立てて海の中からガスが噴き出てる。
    日本人が思うあったかい温泉とはちょっと違うけど
    ぬるめのお湯くらいの温度になってる。
    すごい、海の温度にも負けない天然の力!
    でも温泉の湧きだし口は熱湯なのでうっかり足を着くと
    飛びあがるほど熱い思いをする(^^ゞ

    泥温泉を楽しんだ後は海中温泉を愉しんで
    そのまま海を横に泳いで移動して、
    すぐ横のビーチで普通の海水浴と日光浴。
    自然の恵みを大満喫。

    快走。太ももの筋肉はお見逃しを・・。

    原チャリレンタルをしようと思ってお店に行ったらおばさんに
    「この島はそんなに大きくないから歩いて回れるわよ」って言われた…
    うん、でも風を切って走りたい気分なの・・
    原チャレンタルやってるくせに原チャを貸し渋られたので
    自転車をレンタル(笑)
    私、人生初マウンテンバイク!
    乗ったことなかったのー。
    だってママチャリのほうがカゴあるし便利じゃない?
    無駄に7段ギアをガチャガチャ変えてマウンテンバイク走行。
    海岸線を走り抜ける。気持ちいい!
    オフロードの小石をがっつりタイヤがとらえる感じも気持ちいい!
    インフォメーションセンターが見つけられなかったから地図もないので
    ただただ思うままの方向へペダルをこぐ。
    マウンテンバイクならではのサドルからハンドルに伸びる高い位置にある棒に
    乗り降りの度にひっかかりながら、ヴルカーノ島を満喫。

    ムコクッキング中 がんばりたまえ。

    18:00には宿のあるリパリ島に戻って八百屋で食材の買い出し。
    野菜の量り売りってなんか新鮮。
    アンチョビのペペロンチーノパスタを作って(ムコが)、
    今宵も海岸線を眺めながらビールとワインなのでした。

    買い出しの見込みが甘くて、結局その後2回もビールとワインを買い足しに
    小銭をにぎりしめてスーパーへほろ酔い小走りをするはめになったのだけれど。。
    私、まだまだいけるなぁ(笑)

    *旅メモ*
    リパリ島からヴルカーノ島までは各社いろいろフェリーが出てる
    ほとんどが朝10:00発17:00戻りのパック
    私たちの乗ったフェリーは往復10ユーロでした

    きもちえー。