世界一周ブログ -  ヨメ旅

帰国後
  • ザ・モロッコ

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    夜のメディナ ここはメディナの中の宿が集まってるところ

    モロッコのイメージと言えばコレ。
    入り組んだメディナとスーク(市場)。
    観光都市マラケシュのメディナは毎日お祭りみたい。
    日が落ちて涼しくなってきた18:00ころから広場がにぎわい始める。
    屋台や土産物屋、猿回しやへびつかいなどの大道芸などがところ狭しと立ち並ぶ。

    ランプ屋さん

    モロッコのメディナは買い物天国。
    雑貨がとにかくかわいいし、お値段もお手頃。
    とはいっても、値札なんてついてなくてすべて交渉制。
    正規の値段がないから、ここでは交渉術がものをいう。
    アラジンが出てきそうな魔法のランプの置物にもかなり惹かれたけれど
    バックパックで持ち運ぶことを考えて、あえなく断念。。。
    キャンドルを2つだけ買いました。
    初めは「ひとつ100ディルハム(約1000円)だ」と言っていたのに
    3分ほどの交渉で20ディルハム(約200円)に。
    果たしてこの20ディルハムもお得なのか分からないけれど
    私の欲しい度はこの値段だったので良し。

    買ってしまったキャンドル 「こうやってサラダ油を布でこすり付けると光るんだよ」って店員さん そりゃ油だもの、光るでしょうよ

    そして広場でモロッコの女性のオシャレ、ヘンナでデザインを描いてもらった。
    植物からとれるヘンナで肌に絵をかいて、1時間ほどで洗い流すと
    1週間くらいだけ入れ墨みたいにデザインが残るのだ。
    こちらも値段がないのでデザイン描きのお姉さんと交渉。
    こちらはこれまた、200ディルハム(約2000円)って言われて
    「20ディルハムしか払えないから止める」って言ったら
    「じゃあ、20ディルハムで」だって。
    うむむ、全然相場が分からない(^^ゞ
    モロッコの交渉、奥深し。

    ヘンナでデザインしてもらった フナ広場は屋台でにぎわいだしてる

    荷物に余裕のある旅でモロッコに来たら
    グラスもランプもバブーシュも欲しかったんだけどなー。
    いつかオトナの旅としてまたモロッコに来れたら、
    大人買いしまくろう!

    ヘンナ書きのお姉さん ベールで目しか見えないけど、値段交渉の時は目が怖かった…

    モロッコ土産の定番 皮でできたスリッパ(現地の人は外履きにもしてる) デザインもいろいろでかわいい!お値段50ディルハム(約500円)ほど。

  • モロッコで美容院

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    日本を出てから5か月が経過。
    髪の毛もだいぶ伸びた。
    ペルーで奮発して4000円もするヘアカットはさみを購入して
    未経験者のくせにムコとお互いの髪を切りあっていたのだが、
    切りたては「私、案外できるじゃん」と自画自賛だったものの、
    しばらくするとふたりともバサバサのまとまりのないカツラみたいな髪型に。
    なんかシルエットが地肌から浮いてる…。

    髪の毛って「切りたい」と思った時に切りたい。
    シルエットが悪化してきて「切りたい」と思った時期が、モロッコでした。

    町で見かける女性はみんなベールをかぶっていて髪の毛を出していない。
    たまにベールをかぶっていない若者を目にするけれど
    肩下まである長い黒髪をおろしただけのシンプルな髪形。
    パーマとか色を変えたりとか、ショートカットの人なんかは見かけない。
    果たしてモロッコの美容院技術やいかに?!

    ちょっとイケてそうな看板発見!いかに・・・?!

    町中にちょっと最新っぽい髪型の美容院の看板を発見。
    出口で様子をうかがっていると、なかから肩くらいの長さで
    シャギーをたくさんいれた髪型の女性客が出てきた!
    お、これは多少の期待が持てる!

    小さな美容院の扉を開けて2階へ上がると、
    店内には30人ほどのお客さんと5人くらいの男性美容師さん。
    カットだけでなくヘアアレンジやメイクアップ、
    ボディエステ、つけまつげまで美容に関するありとあらゆることが
    できるようになってる!
    私が行った日は日取りがいいのか、町で9つも結婚式があるとかで
    店内はヘアアレンジとメイクアップのお客さんでごった返していた。
    肌露出がダメな町中とは一味違うラフな恰好の女性も多く、
    チューブトップを来ていたり、ヒールを履いていたり。
    手に手に持っているハンドバックはヴィトンだったり
    コーチだったり…。
    店内では確実に私が一番貧乏くさい恰好。

    ムコ女性客しかいない店内で、初めての美容院を思い出しながら散髪中

    メイクはじっくり時間をかけて目のふちをキレイに黒く囲んで
    もともと大きな目がさらにバッチリな目に。
    ファンデーションも元の肌が全く見えないくらいにべったり塗っているけれど
    この濃いメークもちゃんと似合っちゃうのがすごい。
    髪型は銀座や歌舞伎町のお姉さまがたにも負けない
    豪華絢爛な盛り盛りヘアー。
    みんな手鏡片手に出来栄えをチェックしていて、
    あれこれ注文つけてやり直したりしてもらってる。
    エステやつけまつげも順番待ちの列ができてる。

    アラブの女性も実はみんな本当にオシャレ。
    普段はベールの下の肌は目にしないけれど
    映画「SEX AND THE CITY」にも黒ベールの女性が
    実は下にカラフルな服を着ていた、というシーンがあったように
    オンナゴコロは世界共通なんだなー。

    エクステたっぷりの盛りヘアー☆

    あ、髪型はというと、アラビア語しか通じない美容師さんに
    居合わせた英語が話せる女性客が通訳をしてくれて
    「おまかせのショートカット」でお願いをして
    このようになりました。
    前髪、みじかっっ(笑)
    すきばさみでバッサバッサと軽くしてくれて
    ちょちょいと普通の髪切りハサミで仕上げてくれました。

    次はインドあたりでヘアカットチャレンジしよう♪

    すきばさみでザクザク切ったから少年みたいに髪の毛がつんつん出ちゃってる(^^ゞ そして眉毛が全部出ちゃう前髪の短さ。この髪形になってから街中でしょっちゅう「ニイハオ」と言われるようになりました

    *旅メモ*
    モロッコ、フェズの駅からすぐの美容院

    『Secret de beaute』
    Av.Lalla Asmae,imm4,FES
    tel:05-35-94-1558

    シャンプー+ヘアカット 150DH(約1500円)

    撮らせてくださいって言ったら「いいわよ~」と笑顔で応えてくれた こんなメイクが似合うのがうらやましい

  • フェズのメディナを歩く

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    メディナ入口のシンボル、ブー・ジュルード門 モザイクタイルが美しい

    暑い暑いモロッコのフェズという町で唯一行った場所と言えば
    “メディナ”と呼ばれる迷路のような場所。
    世界遺産にも登録されていて茶色い建物が複雑につながって
    できている城塞都市。
    各都市にメディナはあるのだけれど、
    フェズのメディナは隅から隅までまっすぐ歩くだけでも30分はかかる大きさで
    ガイドを雇って歩かないと迷って出てくることができなくなるとも言われている。
    ガイドは2~3時間で100ディルハム(1000円)とモロッコ物価で考えると安くはないので
    私たちには最新技術があるし、とスマートフォンのGPS片手に自力で歩いてみることに。
    が、いつも頼りにしているGPS機能も
    なぜか城壁に囲まれたメディナに足を踏み入れた途端検知しなくなった。
    おそるべしメディナ。

    ランプが美しい 買って帰りたいけどこれが似合うような家ではない…

    メディナ内にはカフェもあれば屋台もあればホテルもあれば公衆浴場もあれば
    雑貨屋もあればジューススタンドもあれば、、、なんでもある。
    ハンドメイドのひとつひとつデザインの違う
    かわいいグラスやランプに目を奪われながらも
    日本に持ち帰ることを考えると断念せざるを得ない。。。
    うーん、残念すぎる(>_<)
    日本までの送料も調べたんだけど1Kgで8000円もするんだもの。

    これもれっきとした通り道 まるで迷路

    「SEX AND THE CITY」の映画の中で主役のキャリーたちがメディナで
    逃げ回るシーンがあったけれど、本当にその通りで
    どこにつながってくんだかわからない
    腰をかがめないと入れない道なんかがいくつもある。

    最後はあちこちにいる客引きのおじさんに「ゴールはこっちだよ」と
    指をさして出口を教えてもらい、無事に脱出。

    メディナに行ったのは金曜日だったんだけど、
    どうも半分くらいのお店が閉まっているなーと思い、
    ホテルに戻って調べたら
    イスラム教にとって金曜日は祈りの日でお休みが多いみたい。
    そうかー、残念!
    なので、次回首都マラケシュのメディナでリベンジする!

    メディナの中はこんな道が入り組んでいる これこれ、私のモロッコイメージ

  • フェズの日々

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    ※UPしようと思っていたブログがサソリ事件により前後してしまいました

    フェズの大通り、ムハンマド5世通り 綺麗に整備されている

    モロッコ第2の都市フェズにてのんびり特にこれといったことはせず
    ネットをしたり、本を読んだり、書き物をしたりして3日過ごしました

    なぜならモロッコは暑い!!!!!
    出会った英語が話せるモロッコ女性によれば
    「今はモロッコでワースト1な時期よ」だそう。
    夏である6月はめちゃくちゃ暑い。
    昨日の気温は42度!!
    体温計の最高表示と同じ温度!(って説明だと実感わかないな)
    午後2時に徒歩15分のバスチケット売り場まで歩いて行ったら
    帰りはもうフラフラ。
    1.5リットルのペットボトルは必須だし、
    気を抜いたら本当に身の危険を感じる暑さ。

    その証拠に、昼間の街にはあんまり人がいない。
    夕方になるとカフェのテラス席がエスプレッソとミントティーを飲む
    おじさんたちで埋まりだし、
    日がだいぶ落ちた夜7:00ころから町がにぎやかになり、
    肉屋や八百屋で買い物をする人の姿が出てきて
    夜中24:00くらいまで店が開いている。

    フレッシュオレンジジュース もちろん粒々入り

    暑さにやられて2ディルハム(約20円)の瓶コーラと
    目の前で絞ってくれる
    フレッシュオレンジジュース4ディルハム(約40円)に救われてる日々です。

    テラスで食べているとおこぼれをもらいに猫がやってくる これはモロッコじゅうの屋台やテラスで起きる現象 かわいいからついついあげちゃう

  • サソリに刺される

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    砂漠の真ん中まで運んでくれたラクダ。帰りは乗ってあげることができなかったけれど。。

    憧れのサハラ砂漠へ行ってきました。
    それはそれはきれいな景色でした。
    が、それは突然やってきました。

    ラクダに乗って砂漠で1泊するツアーに参加。
    ツアーといっても現地のファミリーがやっているもので
    砂漠の中で現地料理をいただいて、星空の下寝て、朝日を見て帰ってくるという
    シンプルな内容で、この日の参加者は私たち夫婦のみ。

    砂丘に強い風が吹いて、砂嵐がやってきて映画「ハムナプトラ」みたいに
    何かのカタチになりそうに砂がブワッと舞い上がる。
    ラクダをひいてくれてる少年は、ターバンをゆるめて顔にも巻きつける。
    夕日は雲で見れなかったけれど、あたりがだんだんと闇に包まれて
    一番星が光りだす。
    まわりは風の音だけ。

    …そんな中、テントへ戻ろうと静まり返った夜の砂漠を歩いていると
    突然左足の小指に衝撃が走り、衝撃のあまりそのままうしろに飛び跳ねてしりもちをついた。

    痛いッッッ!!!

    太い棘でも刺さったかと思い、ムコに見てもらうも、
    なんともなってないそう。
    そんなバカな、、こんなにも痛いもの!!!
    おなかの調子がいまいちだったムコは胃薬を飲みながらモゴモゴと
    「棘がないんだから抜きようもないもの。アリじゃない?」と言う。
    足の小指の側面で自分じゃよく見えないけど、たしかに傷口すらなさそう。

    でも痛みは増してくるので、別のテントにいるツアー引率のおじさんに診てもらうことに。
    「何かに刺された」とだけ伝えるとアラビア語とフランス語とほんの単語程度の英語を話す
    おじさんは砂の上に絵を描いてくれた。
    えーと、サソリだと思う、と。
    そして、ガラガラヘビだとデンジャーだ、と。言ってる気がする。

    こんな絵を描いてくれた 絵で会話

    痛いのは足首だけならサソリだ、もし痛みが膝くらいまできたならヘビかもしれないそうだ。
    時間は夜の22:00すぎ、真っ暗の砂漠の真ん中。なんにもない。
    星空の下、おじさんはテキパキと椅子を運んで簡易ベットを作り、簡易治療が始まった。
    料理用のガスボンベを持ってきてくれて、患部にガスを当てる。
    シューッという音とともにガスのにおい、どうやら冷やしてくれてるみたい。
    続きまして、コップにガソリンを入れてきてくれて患部にかける。
    うーん、ガソリンのにおい、これは何の効果があるのだろう。
    そのあと、ビニール袋で足首から下を覆ってくれた。
    足首だけが痛いかと何度も聞いてきて、
    だったらサソリだから大丈夫だと繰り返しなだめてくれるおじさん。

    村に電話するか?と聞いてくれたけれど、あたりは真っ暗だし
    大丈夫だというなら寝てしまおう、と判断。

    「ここなら星空が見えるから」とサソリに刺されたテント入口から少し離れた
    屋外にマットレスを敷いて気分を紛らわせてくれるおじさん。
    ありがとう。

    夕日に照らされるサハラ砂漠

    マットレスに横になるも、ジンジン左足は痛み続けた。
    空には満天の星。
    流れ星もちらほら。
    「どうかサソリに刺されていますように」
    ヘビかもしれないという不安がぬぐいきれず、
    普段なら絶対に願わないことを唱えていた。

    火の中に足を突っ込んでいるような痛みが襲う。
    今までに経験したことがない痛みだ。
    まさに“毒”が内側から回っている痛みという感じ。
    見えるものが星空しかないので、すがる思いで願掛けを始めてみる。
    空にはサソリ座がキレイに輝いている。
    「あのサソリ座が見えるうちはきっとサソリに刺されてる、大丈夫」
    ちょっと雲が出てきてサソリ座が見えなくなると絶望的な気分になった。
    ヘビ使い座がどれか分からないので、どれもがヘビ座に見えてくる。
    なんて単純な形なんだ、ヘビって。

    一睡もできないまま5時間が過ぎ、夜中の3時になった。
    黙っていられない痛みになり、時折「うーうー」うめく。
    ついには1分間に1度くらいの間隔で痙攣がやってきた。
    痛さのあまりの痙攣なのか、毒からくる痙攣なのか。
    おじさんは膝までしびれがきたらヘビかもしれないと言った。
    今、しびれはふくらはぎを伝っている、気がする。
    でも、これはしびれじゃなくて痛さからくる感覚の間違い、なのかも。
    なんだか、もうよく分からない。

    頑固だった祖父の遺伝か、我慢を美徳とするところがある私。
    昔から具合が悪くて保健室へ行くのは苦手だったし、
    体育を休むのも苦手だったし、貧血になってもしゃがみこむ勇気がなかった。
    こんな真夜中の砂漠でみんなを叩き起こす勇気もない。
    「あと30分我慢してみよう」と心に決め、サソリ座とのにらめっこを続けた。

    30分後、状況は一向に良くならなかった。
    むしろサソリ座は見えなくなっていた。
    大ごとになってしまうけれどおじさんを起こそう、と決め、
    隣で寝ているムコを起こした。
    「私、ヘビにやられたと思う。サソリじゃないと思う。
    ケーブルテレビのアニマルプラネットでガラガラヘビが出す音の特集やってたんだけど、
    さっきおんなじ音を聞いた気がする。このままだと死んじゃうかもしれない」
    起き抜けに妻からの死んじゃうかもしれない宣言を聞いたムコは冷静だった。
    「そうか、今はまだ真っ暗だから明るくなるまでちょっと我慢しよう」

    我慢はしたんだけど、ダメだったから起こしたのだ。痛いのだ。
    ということをくどくどしばらく訴え続けたら
    ムコが「じゃあおじさん起こすか?」と言った。
    そう言われると、、、そうなんだけど、、、起こしてほしいんだけど、、、
    大ごとにする勇気が一気にしぼんだ。
    ムコは私の手を握ってくれた。
    そして、3分後にはいびきをかき始め
    5分後には暑くなったようで手をひっこめて
    寝返りを打ちながら布団の隅のほうへ転がっていった。

    “サハラ砂漠でガラガラヘビに噛まれて邦人女性死亡”そんなYahoo!タイトルが
    頭を何度もよぎった。
    これじゃ、しぶしぶ送り出してくれた家族にも申し訳ない。
    そして何より自ら危険な場所に行っておきながら
    ガラガラヘビに噛まれたんじゃ、なんともかっこ悪い。
    朦朧としながら、とんねるずの軽快な曲が頭から離れなかった。

    空が白み始めた。
    おじさんのテントのほうで朝食の準備の音がする。
    時間は朝5:00。やった、朝がやってきた!
    あと1時間もすれば日が昇る。
    本当はラクダに乗って朝日を見たかった。
    でも左足のしびれは太ももまできていたし、
    立つことすらできなくなっていたので
    車を呼んでもらうようにムコに頼んだ。
    こんなにもしびれて痛いのに見た目は右足となんら変わらない。
    ちっとも赤くないし、腫れてすらいない。
    ちゃんと症状と比例して見た目も痛そうになってもらいたい。
    そうじゃないと大ごとにしづらいはないか。

    一見なんともなさそうな足ながら
    おじさんとムコに抱えられて迎えの車で近くの村まで移動。
    運転をしてくれた別のおじさんが朝6:00ながら村のドクターを
    起こしてくれて、ホテルで寝ている私を問診。
    「スコーピオン、ノープロブレム」という診断を受け、
    血清を左足の小指に注射してくれた。
    足の小指に長い針なんてむちゃくちゃ痛そうだけど、
    サソリの毒によりすでに麻痺してるので全然痛くなかった。
    運転してくれたおじちゃん曰く「これで2時間で痛みはなくなるよ」とのこと。
    でも打ったのは血清で痛み止めではないので、
    その後もうめく痛みは夜まで続くのだった。

    アラビア語とフランス語とちょっとの英語での会話でここまで対処してきたけれど
    不安が払拭できないので、車で10分の別の村にある日本人が経営している宿へ移動。
    痛いと騒ぎ立てる私を見かねて、ムコが熱心に日本人宿を調べて
    砂漠地帯の公衆電話から移動の手はずを整えてくれました。

    日本人宿であれこれ話したところによると
    観光客で刺された人はめったにいなくて、これで2人目だそう。
    日本人ではもちろん初めて。
    原因がわかって、注射もしたし、いつまで我慢すればいいのかのめども立ったので
    一気に気が楽になった。
    宿の陽気なモロッコ人従業員は「僕はずっと住んでるけどさされたことなんかないよ」だそう。
    運なのね。

    刺されただけで姿は見ていない私。
    どうせならその姿、写真1枚くらい撮らせてほしかった。
    刺されてから40時間、いまだに感覚の戻らない左足の小指です。
    今ならたんすの角に小指をぶつけても大丈夫(^^)v

    行きはよいよい 絶好調のムコ

     

    *旅メモ* あんまり役に立たないかもしれないけど(^^ゞ
    ◎サソリに刺された場合
    神経毒なので痛み、しびれがリンパの流れに沿って広がり、
    24時間続く。痛みは蜂に刺された数十倍とも言われる。
    サハラ砂漠のサラサラの赤砂にいるサソリは命に別状はない。
    黒い地にいる黒いサソリは大変危険。
    ただし、アナフラキー症候群を持っている人はショック死の可能性もある。
    また、子供やご老人はすぐに病院に行く必要がある。
    モロッコの観光客が行くメルズーガの砂漠で刺された場合、
    メルズーガに血清を持っているドクターがいるので診てもらうとよい。
    (私は無料で診てくれたので値段は不明)
    刺されても腫れも赤みも、傷跡もなく、見た目は変わらなかった。
    痛みどめにバファリン、ロキソニンを飲んだけれど痛みが治まった実感はなく
    効果があったかは不明…。
    氷水で冷やすとしびれは変化ないが痛みはやわらぐ。