世界一周ブログ -  yome

帰国後

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  • ガンジス川でボート乗り

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    ガンジス川の対岸から昇る日の出を見ながらボートは進む。10月中旬の日の出6:10ころ。

    今日こそは日の出前にムコも叩き起こして、
    ガンジス川で手漕ぎボートに乗りながら朝日を見るのだ!
    5:00起床で1時間のボート乗船。
    ガンジス川は水面がとろりとしてる。
    そのとろりとした水面に対岸から昇ってきた朝日がゆらりと映し出される。
    ろうそく売りのおばちゃんがすごい勢いで巧みにボートを漕いで
    マリーゴールドで飾られたフローティングキャンドルを売りに来る。
    「ひとつ25ルピーで買いなさい。はい、あなたのボートにろうそく置いたからね。」
    結構、強引(笑)
    「いらない?じゃあいくらなら買うの?」ときた。
    「じゃあいくらなら売るの?」と私も返す。
    朝からの攻防戦の末、10ルピーでひとつ購入。
    おばちゃんにしたらいい儲け額、観光客の相場だろうな。

    強引なろうそく売りのおばちゃん。でもその甲斐あってかあっちこっちのボートで売れてた。敏腕。

    まだ6:00すぎだけどにぎわってる。ガンジス川でバタフライは見なかったけど、クロールは朝から何人かしてた。

    朝日を浴びながら沐浴する人々。
    たいまつや水を使い、朝日に向かって祈りをささげる人々。
    ホテルのシーツらしきものを洗い続ける人々。
    ガンジス川は日の出から人で溢れかえる。
    そんな景色をボートから眺める。

    沐浴、洗濯、祈り。朝からガンガーは静かに忙しい。

    今日はバナラシから電車で3時間半かけてブッダガヤに移動する。
    宿から電車の駅までオートリクシャで1時間と聞いていたから
    出発までのんびりホテルロビーでwi-fiをして時間を過ごす。
    そこへ、ホテルのスタッフのお兄ちゃんが。
    熱心に近くのマッサージ屋さんを進めてくる。
    このあと駅に行くから時間がないのだと伝えると
    「何時の電車なんだ?」と聞いてきた。
    あと1時間半後だと伝えるが早いかお兄ちゃんがイスから立ち上がって
    「You go right now! hurry up!」と叫んだ。
    まじ?
    ここから1時間は最低でもかかるんだ、急がないと乗り遅れる、すぐ行け!とのこと。
    インド人がここまで焦るなんて、そりゃ相当ヤバい。
    確かに1日に3本しかない電車。
    慌てて荷物を持って宿を飛び出してオートリクシャを探す。
    値段交渉をして飛び乗り、「急いでるんだ、早く着いたらチップ弾むよ」と言うと
    OKとの返事。どうやら運転手のおじちゃんのプロ魂に火がついたらしい。
    クラクションならしぱなっしで人込みをぐんぐん突き進んで交差点に出た。
    20ルピー今払え、と言うのでとりあえず手渡すと
    そのままそのお金を交差点にいた警察官に渡した。
    すると、車両は通行禁止で閉じられていた柵がどけられ、通行可能に!
    賄賂だ!すげー、インド。警官を買収したよ?
    その後も、渋滞で車が進まず、
    おじちゃんが迷わずとった選択は逆方向の道路をクラクションならされながら逆走!
    ひぃ~、早くってお願いしたけど、すごすぎるー。
    無事に逆走し終わっておじちゃんは「good driver?」と誇らしげ。
    みごと発車時刻の30分前には駅に到着。

    遅れることで有名なインドの鉄道。
    結局、1時間半遅れてやって来た電車に乗りましたとさ。

    *旅メモ*
    ■ガンジス川ボート 日の出1時間 2名乗り 200ルピー
    交渉せいだから人数が集まればもっと安くなるし、話術によりもっと安くもなる。

    オートリクシャ。3輪バイクですな。日本人感覚だと3人乗ったら満席なんだけど、インドは乗合いまくり。だいたい8人くらい乗ってる。この写真はもっと乗ってる。。はみだしちゃってるし。。

    ガンジス川では川沿いで毎晩プージャーという火を使った祈りがささげられる。この日はシヴァ神のお祭りという日でインド各地から祈りに来ている人が多かった。

  • とりあえず何でもインド人と同じことしてみたい人

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    世界一周初心者のヨメブログです。
    ちょっとブログ更新遅れております。。実はあれやこれやでネット環境のないところに
    いたせいもあるのですが、基本的には体調崩しまして点滴や~、なんや~、となりまして。
    でもせっかく時系列で書いてるのでリアルタイムに追いつくようにバババッと書いてUPしますので
    どんなだったかはまた追って書かせていただきます。ちなみに今、元気100%です。

    インドと言えばガンジス川。
    ガンジス川と言えば沐浴。

    足まで沐浴~♪ どうか、いまは亡骸が流れてきませんように…。川と言えどガンガーは対岸まで結構距離がある。

    学生時代にインドに来た時、サリー(地元の衣装)を着て
    肩まで沐浴している友人を感心のまなざしで眺めるだけだった私。
    だって、ガンジス川って洗濯もするし体も洗うし、火葬した灰も流れるし、
    時には火葬してないのも流れるし、汚水もそのまま流れ込んでるし…。

    でも、今回はやってやったのだ!
    沐浴してやったのだ!(足までだけど)
    水はひやりと気持ちいい。
    手を合わせてみたりしてちょっと神聖な気分。
    でも、ガンジス川の底ってなんなんだか分からない固いゴミがたくさん落ちてるのね。
    足の裏が痛かったよ。

    葉タバコ挑戦!葉っぱで包まれてるタバコをいざ、食べてみます!お客のおじさん興味深げ。

    お客のおじちゃんと。噛み噛み中。うー、おいしく、は、ない(笑) おじちゃんはさすが熟練の赤い口。

    インドの男性は口の中が真っ赤。
    それはしょっちゅう葉タバコをかんでいるから。
    葉タバコの成分に赤く染まるものが入っていて、
    いつもそれを噛んでるから口の中も葉も赤く染まってる。
    やってみたかったんだよね~、葉タバコ。
    路地で葉タバコ屋さんを発見。さっそく作ってもらう。
    葉っぱにミントやらバラから作った甘いはちみつみたいのやら、砂糖やら、
    赤い成分のペースとやら、もうなんだかわかんないスパイスみたいなのやらを
    乗っけて包んでくれた。
    ゆっくり噛んで、唾液と一緒にゆっくり飲み込むのだという。
    うーん、ザラメの甘さとミントの爽やかさと何かの苦味が交互にやってくる感じ。
    おいしくはないけど、食べられる感じ。
    お店のおじさんとタバコを買いに来ていたお客さんに興味深げに見守られ、
    ケラケラ笑われながらの初葉タバコ。
    食べ終わってちょっとドキドキしながら鏡で口の中をのぞいてみたけど
    あんまり赤くなかった…。ちょっとがっかり。
    地元のおじさんたちの渋い赤い歯は積み重ねのたまものなんだなぁ。

    *旅メモ*
    ■葉タバコ 1つ 10ルピー(約15円)
    でもこれ、絶対ツーリスト価格。
    ツーリストはあんまり買わないだろうけど。

    葉タバコ屋さん。なにやらあやしげなねっとりしたものとなにかの粉末を数種類混ぜて葉っぱで包む。

  • ガンジスほとりの火葬場

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    夜明けのガンジス川 川にぽつぽつと浮かぶのはマリーゴールドで飾られたキャンドル。静かに川を流れてゆく。

    日の出時刻の5:30に起きるも、ムコは眠気の中。
    これはどうやってもおきない気配なので、ひとり宿のベランダからガンジス川の朝日を眺める。
    ゆっくりとたゆたう水面を観光客を乗せた小舟がいくつも通り過ぎていく。
    朝日に向かって沐浴する人、静かに座禅を組む人。
    昼間の喧噪とは別の、信仰の国インドがそこにある。
    うわぁ、すごい。

    …って見とれてたら上から果物の皮が降ってきた。
    見上げると、猿の親子がこちらを見下ろしてる。
    危うく朝からオレンジの皮かぶるところだった。。猿め!
    この宿の朝ごはんは屋上のテラスでいただくのだけれど、
    すぐ眼の高さに猿の住む木があって、侵入を防ぐために金網でテラスが覆われてる。
    もう、なんていうか、動物園の逆バージョン。
    フリーの世界に猿がいて柵の向こうから朝食を食べる私たちを見てる。

    屋上のテラス。柵で囲まれてご飯を食べてる私の周りをサルがはしゃぎまわってこっちをみてくる。野猿をこんなに近くで見たのは初めてだ。はじめまして。

    今日はマニカルニカー・ガートという火葬場に行く。
    10年前にインドに来たときは見る気がおきなかった。
    でも、いま、見ておきたいと思った。
    生と死が生々しくそこにある。
    それはガンジス川とともに生活する人々にとって自然なこと。
    カルマで人生はつながっているから、死は神聖なるひとつの節目、
    また生まれ変わってカルマは続いていく。
    ガンジス川で死ぬために生きている人もいる。

    リクシャで町を移動しているときに道端で
    これから火葬される人を送り出す人たちを見た。
    亡くなった人は黄色い布に包まれ、
    マリーゴールドやカラフルな花や布をまとい、、
    太鼓や鳴り物でにぎやかに送り出されていた。
    火葬場に集まった家族は泣くではなく、ただ静かに祈りをささげていた。
    すぐ隣には毎日沐浴するガート(沐浴場所)がある。
    死も彼らにとっては『特別』じゃなく、
    食べることや呼吸すること、ひいては生きることと同じところに存在している、
    そう感じた。

    マニカルニカー・ガートに向かう途中、迷路のような路地を迷いながらくねくねと歩いた。
    路地は狭くて、そこらに毛が抜けてたり足を引きずってる犬がいた。
    道端には出所不明の糞が転がってて、アンモニア臭がたちこめていた。
    暗い店々の軒先からは常に誰かの目線がこっちに向かっていた。
    あちこちに神様の像があって、額をつけて、手を合わせて祈っている人がいた。
    家と家の隙間と言う隙間になにか、動物、ごみの山、人、がいた。
    全てのものがギラギラしていた。
    そこには『生』があった。

    インドなんだ。
    いま、私が感じたかったことはこういうことなんだ。
    インドの1日は濃密だ。

  • いざインド!

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    インドはリクシャの町。自転車バージョンとオートバイバージョンがある。憲法上は禁止されてるけどまだ根強く残るカースト制度により、自分の運転できるもの、職業が決まってる。

    ぺトラ遺跡に死海に、予想以上に楽しかったヨルダンをあとにして
    いよいよやってきました、異文化の筆頭の国、インド!!
    10年前に卒業旅行できたけれど、
    呼ばれた者のみまた戻ってくることができるというインドに戻ってきちゃいました。

    インドではデリー在住のムコの大学時代のサークルの後輩ご夫婦宅にお世話になります。
    ホテルじゃない部屋ってやっぱりすごく落ち着く。
    初対面なのにもかかわらず、すっかりくつろがせていただく私。
    マサラ茶を淹れてもらったり、手作りプリンをいただいたり、
    おいしいお店を案内してもらったり、インド独特の文化についていろいろお話を聞いたり。
    実際に住んでいる人の話を聞くのはすごくおもしろい。
    突然やってきた見知らぬわたくしめなんぞに、親切にしてくださって、
    もう、ほんと、すいませんっ。

    1泊デリーのお宅でお世話になって、インドの有名なマッサージである
    アーユルヴェーダをうけて、つるつるお肌になったところで飛行機でバナラスへ。
    バナラスはガンジス河で有名な町で、
    よくイメージされるごっちゃりとしたインドの生活風景が見られる。
    路上には屋台が出て、道路に新聞紙をひいた魚屋、八百屋も立ち並ぶ。
    狭い路地にはアンモニア臭がたち込めて、
    野良牛、野良犬、野良ブタ、野良ヤギ、野猿と人間が溢れかえる。
    ヒンドゥー教で崇められている牛がリクシャの行きかう路地に座り込んでいて
    糞が道のあちこちにあって気を付けないとふんずけちゃう。
    混沌と信仰の国、インド。

    北インドの食事、ターリー。何種類かのカレーや炒め物やヨーグルトなんかが入った小さな器とチャパティというパンみたいなのがセットになった一度でいくつもの味を楽しめちゃうメニュー。インド式に右手でいただきます。

    予約した宿を探しながら歩いていると少年が流暢な日本語で話しかけてくる。
    「お兄さん日本人?タイ人かと思ったよその顔。東京のどこから来た?
    世田谷?葛飾?港区?」どこまでも着いてきてそばを離れない。
    あまりにもしつこい少年を追い払うと、すぐに別の日本語流暢な少年がやってきた。
    かわるがわる3人。こりゃグルだな。
    目的は土産物屋にひっぱっていくことか、宿を紹介してマージンを得ることか。
    宿もあるし、土産物屋には行かないと伝えると態度が急変。
    流暢な日本語で「日本人はこの町の邪魔だ。今すぐ電車に乗ってどっか行け。
    お前なんか死んじゃえばいいんだ。そしたらガンジス川でちゃんと焼いてやるよ」だって。
    だれが教えたんだ?こんな日本語。
    「インド人は日本の女性はかわいいって言うけどな、本当はみんなかわいいなんて思ってないよ。
    日本人全然かわいくない。勘違いするな」って言われたのには思わず笑ってしまったよ。
    受け答えもきちんとできるくらいに日本語を理解してしゃべってる。
    ただ歩いてるだけなのにそんな言い方されたら気分悪くなるし、
    あんた、そんな悪態ついてたらカルマが悪くなるよ?

    宿の部屋のベランダからの風景。目の前を流れる聖なる河、ガンガー。

    混沌とした人波をかき分け歩いて、ガンジス河ほとりの宿を発見。
    部屋からはガンジス河も日の出も目の前に見える安宿。
    宿の横に大きな木があるので、そこに住んでいる野猿の群れがいる。
    宿入口に着いた時、何やら頭上から空のペットボトルがムコすれすれに勢いよく降ってきた。
    見上げるとしたり顔でこちらを見ている猿。
    投げるという技を身に着けていて、故意に投げつけてきた模様。
    インドの洗礼を受けて、このヤモリと野猿がいたるところにいる宿で今宵は就寝です。

    *旅メモ*
    バナラス空港からガンジス川ほとりまではタクシーで移動。
    リクシャに乗る場合は空港敷地外の道路に出てつかまえる。
    ■バナラス空港~ガンジス川 空港プリペイドタクシーで1時間 580Rs(約900円)
    1台でこの値段のはずだけど、なぜか助手席にインド人のおじさんも乗ってきた。
    プリペイドタクシーは空港に受付があって、距離による定額料金表があった。

  • 死海で読書

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    ぺトラ遺跡からタクシーで3時間で死海へ。
    一度、浮いてみたかったの、死海で。

    これこれ~♪ やってみたかった死海de読書。でも実際は本をぬらさないために手を上げ続けてなきゃならないからやってる人はいない。

    この死海なるものは塩分濃度がものすっごく濃くて肌触りがトロトロ。
    海面に手を入れると、塩分が濃すぎて水がゆらゆらして見える。
    紅茶に砂糖を入れたときにゆらゆら見えるのと同じ現象。
    そして、この死海の予想外の効果は『自分では気づかない肌の傷みに気づかせてくれること』
    ちょっとでも傷ついているところはヒリヒリ痛む。
    私は数日前にネコとじゃれててひっかかれた腕の傷と
    数日前に蚊に刺された跡がちょっとヒリヒリ。
    ムコはひげ剃りあととトイレでいきみ過ぎたおしりも痛いらしい(^^ゞ

    なんとなくきれいじゃないイメージだったけど死海の水は透明度が高い。
    水深5メートルくらいまでは見通せちゃう。
    そしてもちろんプカプカ浮く!
    お尻まで入った時、お尻の肉がふわっと水中で浮いてヒップアップしたもん。
    ガイドブックなんかで見る写真でもどのくらい浮くの??って分かりにくかったけど
    やっぱり実際写真撮ってみるとどのくらい浮くか伝わりづらいものね(^^ゞ
    立ち泳ぎする必要は全くなくて、バランスとって立っていられれば、
    胸の高さくらいまでは水面に出ちゃうくらい、…ってこの説明もわかりにくい。
    水中を水を蹴って歩けるくらい。うん。

    興味本位でちょこっと舐めてみたら、ニガイ…。
    しょっぱいのはほんの一瞬で、しょっぱさを超えると舌は苦味として認識するらしい。
    足が届く範囲なのに、あまりの浮力にあせった太った欧米人のおじ様は
    横向きのままくるりと水の中で反転して溺れかけて目に水が入ったらしく、悶絶してた。
    この濃度が目に入ったらかなり危険。
    溺れたおじ様を見て、「誰か~!」と叫んだ奥様と一生懸命、目を洗い流してました。

    五つ星ホテルしかない死海はリゾート地区。浜辺のシャワーや更衣室、レストランなどの設備もしっかりしてます。

    *旅メモ*
    ヨルダンは観光スポット間の交通の便が悪い。
    よって、タクシーかツアーを利用する人が多い。
    交渉次第なのでもっと安くなるかもしれないけれど。
    ■ぺトラ遺跡~死海 タクシー3時間 500DJ(約5400円)
    (途中ガソリンスタンドによって、ガソリン代10DJ取られた。乗車交渉の際、要注意)
    ■死海~空港 タクシー45分 400DJ(約4300円)