世界一周ブログ - 夏を追いつつ世界一周をしています。

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  • 縁とは実に奇妙なもので

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    幸せの黄色いハンカチならぬ、牛追い祭りの赤いバンダナ。パンプローナの牛追い祭では、牛追い以外にも素敵な経験がありました。

    世界一周ブログ157日目。
    「縁」というものは、実に奇妙だなあと
    旅をしていて感じさせられます。
    モロッコにある砂漠の街で、「カズ君」という
    日本人バックパッカーに出会いました。
    (ちなみに「カズ君」とは僕ら夫婦の会話内に
    彼が出てくる時にそう呼んでいるだけで、
    本人はそんな呼び方をされていることを知りません)
    ところで、「カズ君」というあだ名の人は、
    いい人が多いと思いません?
    前の会社で同期だった「カズ君」も
    いい人を絵に描いたようなヤツだったけれど、
    今回の「カズ君」も、「カズ君」にどこか似ていて、ほんといい子でした。
    はてさて、そのカズ君と砂漠で別れた4日後。
    モロッコからスペインへと渡る船の中に彼の姿が!
    何たる偶然。これまで一度も会わなかったのに、早くも二度目。
    そこからタンジェ→アルヘシラスと移動し、
    最終的にはアルヘシラスのバス停で別れました。
    それから10日後。
    バルセロナからパンプローナ(牛追い祭の街)へ移動し、
    大きな荷物をもってバスターミナルをウロウロしていると
    なんと、向こうにまたしてもカズ君の姿が!
    何たる偶然。これまで一度も会わなかったのに、もう三度目。
    それまでの人生では一度も交わることがなかったのに、
    一度交わると、おもしろいぐらい交わることになるってことありますよね。
    「カオルコさん」も、その一人かも。
    ブログを読んでお便りをくれた方なのですが、
    やり取りをしているうちに、共通点が多いことが発覚。
    さらにはカオルコさんが何気なく呼んだ雑誌にうヨメが掲載されていて、
    「びっくりしました!」とお便りをいただきました。
    いやいや、こちらがびっくりです。「すごい偶然!」とヨメと笑い合いました

     

    カズ君もカオルコさんも、
    帰国したら会ってみたいなあ。

    はらだいち

  • 牛追いまつり 走ってきた

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    世界一周初心者のヨメブログです

    走ってきました“牛追いまつり”!!!
    生きてます!!!(笑)

    猛牛と走り抜ける猛者たち。両脇のバルコニーには観客がみっしり。

    牛追いの様子はムコブログも見ていただいて…。

    それはよくある間違いですが、
    牛追い観戦後、興奮冷めやらぬまま
    街中が陽気なムードなものだから、
    ついつい、いや、ついついね、
    商店でサングリア1.5リットルを2本購入。

    牛追い観戦終了してホテルへ戻った朝9:30からサングリアとともに
    夜23:00の花火大会まで有意義な時間を過ごした。
    「ホテルの前からでも花火見えるんじゃない?」なんて悠長なこと言ってたら
    花火の音はすれど、大輪は見えず。
    花火大好きな私は見える場所まで猛ダッシュッ!!

    …これがヨクナカッタ。
    赤ワインベースのサングリアって酔った時には最悪ね。
    太田胃散にお世話になりました(^^ゞ
    翌日8:00には猛牛との勝負が待っているというのに…。うっかりー。

    出走直前。白上下に赤バンダナと腰布。牛追いまつりの正装でございます。

    全長800メートルの半分くらいきたところで猛牛が放たれたピストルの音。
    一気に高まる緊張感!
    わー、牛くるーーー。
    コース全体を時速20キロちょっと、およそ2分で牛が走り抜けるので
    ウサインボルトなら逃げ切れるけど、小学校のリレーの選手レベルの私じゃ牛にやられちゃう。
    牛とともにドドドッと走ってくる最も恐ろしい集団となった人間たち。
    危なーいってところで壁のへこみに身を隠しました。
    まっとうに戦ったら私、吹き飛ぶわ。

    しかしスゴイ迫力。
    牛、カッコイイ!
    めちゃカッコイイ!!

    私が撮ったんじゃないけど、ホテルに飾られてた写真より。こんなことになったりもするわけで(笑)牛の勝ちだな

    牛追いまつりは猛牛のあとに4頭の去勢されたおとなしい牛が走る。
    猛者たちは猛牛とともに走り去っているのでこれなら危なくない、と
    ちょっと遅れてやってきた去勢牛を全力で追ったんだけれど、速っ!
    ありゃたぶん50メートル8秒前半だね。
    なんとかゴールの闘牛場まで去勢牛の後ろを追いかけてやりました。

    牛が全部ゴールすると
    闘牛場では素人が闘牛をするイベントが始まる。
    まだ朝8:15ころだというのに闘牛場には数千人の観客。
    闘牛といっても道具は一切持たない素手の人間と
    先端を削ってとがっていない角をもった小さめの素人闘牛用の牛の勝負。
    牛を追って去勢牛よりも前にゴールした猛者のみが素人闘牛に参加できる。
    夜は神聖なホンモノの闘牛が行われる場所だというのに
    朝は「オレ、やってやるっす」みたいな半分酔っぱらった若者が
    ノリで闘牛してる…なんかすごいなー。
    そしてみんなおもしろいくらいド突かれてる…。
    人が跳ね飛ばされると観客は大盛り上がり。
    なんかホントすごいお祭りだ(笑)

    情熱の国、スペインを感じた牛追いまつりでした。

    *旅メモ*
    牛追いまつりは18歳以上でお祭りの決まりを守れる人なら
    誰でも走者としても参加できる。
    決まりは「持ち物を持って走ってはいけない」
    「けが人がいても助けに行ってはいけない」
    「死ぬ可能性があることも了承する」など。
    朝7:30までにコースの柵内に入っていれば参加可能。
    スタート地点にいれば気合いの掛け声があるのでより楽しい。
    ラストに走ってくる去勢牛よりも前に闘牛場にゴールすれば
    素人闘牛にも参加できる。
    ホテルは値段が普段の3倍くらいになり、
    半年前から埋まり始めるので早めの予約がおすすめ。
    夜から朝にかけて特に盛り上がるお祭りなので
    明け方まで盛り上がってそのまま野宿する人も多数いた。
    野宿は会場にほど近い24時間オープンしているバスターミナルや
    バスターミナルの上の広い芝生の公園など。
    おすすめはできないけれど、旅で知り合った日本人が野宿したそうだが
    問題なかったそうな。
    荷物はバスターミナルで24時間5ユーロで預かってくれる。

  • 宿53 : C.H. MURCIA @マドリッド

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    また新しいペンと色鉛筆を買いました。絵にハマってます。

    マドリッドに帰ってきてからの3泊は、コチラに滞在。
    今回の宿探しのプライオリティは、

    ①価格(40ユーロ以下)
    ②WIFI(調べ物をするため)

    でした。

     

    探し始めてわずか2軒目でこちらの宿にヒット。
    スペインでは5階建てぐらいのアパートに、
    2、3個のホステルが入っていることが多いから、
    1軒目がダメでも、他の階を当たればいいだけ。
    次の宿まで何百メートルも歩く必要がないからラクチンです。

     

    ■ダブルルーム(バス・トイレ別)…10点満点中、5点
    寝具 ★☆☆ ダブルが1台。ちょっと動くだけでキシキシうるさい。
    設備 ★☆☆ 部屋数の割りにトイレが少ない。WIFIと可愛い犬、完備。
    立地 ★★★ マドリッドのヘソ、ソル駅から徒歩2分。なれど静か。
    接客 ★☆☆ ヨメは「あのオバちゃん、愛想がない!」と憤っていた。
    価格 ★★★ e38(約4000円)/一室。価格相応という印象。

     

    さあ、お次はイタリア!

    ピッツァ、青い海、芸術…、全部まとめて平らげてやる!!

     

    はらだいち

    こちらが看板犬(♂)。しょっちゅうママに怒られててかわいそう…。

  • 宿52 : TRYP SANCHO RAMIREZ @パンプローナ

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    床はピカピカのフローリング。中庭に面しているので静かでした。

    パンプローナという北部の街で牛追い祭に参加。

    どこも宿賃が高騰していたため、

    「どうせ高い金を払うなら、いいとこに泊まろう」と、

    めずらしく三ツ星ホテルを予約しました。

     

    ■ツインルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、9点
    寝具 ★★★ 広めのシングルベッド2台。適度に固いマットレスは眠りを誘います。
    設備 ★★★ 基本的なものは、何でもあります。
    立地 ★★★ 街の中心も何とか徒歩圏内。バスも通ってます。
    接客 ★★★ 親切、丁寧、可愛いと、3拍子そろった受付嬢。 夜はおじさんになります。
    価格 ★☆☆ e180(約2万円)/一室。朝食は+13ユーロ(一人)。お祭り価格だからしょうがない。

     

    これまでの採点は「費用対効果」でしてきました。

    そうじゃないと、値段の高い宿が当然高得点になっちゃうから。

    でも、今回はお祭り価格ということで、「費用対効果」にすると、1点とかになっちゃう。

    いい宿だけど、流石に1泊2万円は高すぎますもん。

    だから通常価格(約7000円)で泊まれる、とした時を想定して採点しました。

     

     

    まあ、この採点には何の権威もないから、

    別にどっちでもいいんですけど…。

     

     

     

    はらだいち

  • 同じ阿呆なら、追わなきゃ損々

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    牛を追いながらパチリ。当然、激しくブレるワケです。

    世界一周ブログ154日目。

    予告通り 「牛追い祭」 で、走ってきましたよ。

     

    感想。実に楽しいです、コレ。

    「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆 なら踊らにゃ損々…」 という

    阿波踊りの“よしこの節”とまさに同じで、「追わなきゃ損々」 だと思います。

    観ているだけとは、高揚感、緊張感、充実感が違います。

    物事は何でも、やってみなきゃわからない。

    百聞は一見に如かず。

    百見は一行に如かず!?

     

    ちなみに、牛追い祭はこんな流れでした。

     

    朝7時20分、現場着。

    7時30分にはゲートが閉められる=参加できなくなる、と聞いてましたが、

    どうやらそんなにシビアではない様子。

    後から後から、続々と人は増えていきました。

     

    到着後しばらくすると、係員にアンケートをされました。

    「性別は? どこから来ましたか?」 という定番の質問に続けて、

    「この祭に参加することのリスクを知っていますか?」

    「死ぬ可能性もあるということを、認識してますか?」 など、

    ちょっとドキっとするような内容も。

    でも、もう引き下がれまへん。

    おかあちゃん、バカな息子ですんまへん。

     

    7時55分。威勢のいい掛け声とともに、第一陣がスタート。

    実は牛の出走は8時。

    ただ牛と一緒にスタートすると、当然リスクが大きくなるので、

    僕らはこのタイミングで出走。ゆっくりとアドバンテージを広げていきます。

     

    8時。約800mのコースの中間地点当たりで、

    牛が出走したサインとなる号砲を聞きました。

     

    「どうする? このまま逃げるか!?」

    「いや、ここに隠れて牛をやりすごそう」

    「それは危険だ! ここは隠れるには広すぎる」

    「でもあそこのコーナーまで行くと、人が多くて危ない!」

     

    ヨメとそんなやり取りをしている間も、どんどん迫り来る猛牛。

    最終的には「あそこに逃げ込もう!」 と、商店のシャッターの影に隠れました。

    まもなく、体重600kgを超える牛の群れが目の前を通過。

    転んで牛に踏まれる人、人、人…。バカだ、こいつら。

     

    無事、猛牛をパスしてホッとしていると、後ろからもう4頭走ってきました。

    実はこの子達は「去勢牛」で、実に大人しく、人は襲いません。

    じゃあ何のためにいるのかというと、

    猛牛が走るのを止めて街中で暴れ始めた…など、

    万が一のハプニングが起こってしまった時でも、

    牛の群れが近づくと、落ち着きを取り戻すらしいのです。

     

    そんな去勢牛を、「オラ! オラ!!」 と挑発しながら追っていく僕とヨメ。

    ちなみに、上の写真はその最中の一枚です。

     

    ゴールは街の闘牛場。

    残念ながらルールを把握していなくて、

    闘牛場の門の所で走るのを止めてしまいましたが、

    実は中では、こんな楽しいことが行われていました。

     

    素人闘牛。猛牛は闘牛場内を縦横無尽に走り回り、次々に人を弾き飛ばしていきます。

     

    地獄絵図。でも、それが実に愉快&爽快。

    これにもちょっと参加したかった…かも。

    まあ、いつかまた来た時に!!

     

    そんこんなで、僕らの 「牛追い祭」 は幕を閉じたのでした。

     

     

    はらだいち

     

     

    追伸:

    牛の角は人に刺さらない程度に削られています。

    じゃあ、何で毎年死者が出るのかというと、

    転んで、人に次々踏まれて…ということだと思います。

    実際、ケガをしている人は、大体が 「人同士」 でぶつかってました。

    いつでもどこでも、注意すべきは人間。動物、悪くない。