世界一周ブログ -  アジア

帰国後

カテゴリー: ‘アジア’

  • ジンベエザメと泳ぐ

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    パンガン島へのフェリー乗り場。カルピスウォーターとかポカリのCMってかんじ。古い?

    なぜサムイ島に来たかというと、お隣のパンガン島に行きたかったから。
    ペルーで出会ったフランスから来ていたご夫妻がパンガン島を勧めてくれていたのです。
    サムイ島は割と知られたリゾート地だけれど、
    フェリーで30分のパンガンではもう少しローカルな暮らしが営まれているのです。

    パンガンでやりたかったことはもうひとつ。
    ダイビング~♪
    この旅で南米のガラパゴス諸島で取得したダイビングライセンスの力を今こそ使うのだ。
    タイはそこまでお値段高くなく、2ダイブで2500バーツ(約6500円)。
    しかもダイバーの憧れ、ジンベエザメもいる海なのだ。
    ジンベエなんて美ら海水族館でしか見たことないよ。
    わー楽しみ、ではあるのだが、ひとつ、問題が。
    前回のガラパゴスダイビングで私はみごと全部の回で完璧な船酔いになったのだ。
    あー、思い出すだけでも気持ち悪い。。。
    そこで今回は効くと評判の日本の酔い止めをわざわざ母から郵送してもらった!
    果たして効果はいかに…?!

    船は結構揺れていたんだけれど…
    効きました!すごい!
    朝食も昼食も船の上で食べられちゃったもんね~♪
    酔い知らずのムコですら「ちょっと昼食は止めておく…」と言う中、
    おいしく炒め物もご飯もいただけました。
    そしてそして、海の中ではなんと5日ぶりに姿を現してくれたという
    ジンベエザメちゃんに会えた!!
    ダイバーと並んで泳いでもその大きさは歴然。
    3mくらいのジンベエちゃん。
    サービス精神旺盛で私たちの前を通り過ぎてはUターンして戻ってきて、
    また通り過ぎては戻ってきてを繰り返してくれる。
    なんか、大きすぎて潜水艦に思えて全然怖くなかったなぁ。
    小さな優しい目をして、おなかの下にたくさんのコバンザメを連れてた。

    このコバンザメ、大きなジンベエザメに吸盤みたいにくっついて動くことで
    餌のおこぼれのカスを食べて生きてるんだけど、
    ダイビング中、足に違和感を感じて見てみると、コバンザメ!!
    私の足の皮膚にちょいちょいかじりついてる。
    そんなにカス出てる?!そして、私はジンベエザメじゃないっつーの!!
    かじりついたり吸い付くから微妙に痛いし、振り払ってもどこまでもついてくるし、
    あたしゃジンベイザメよりもコバンザメが本気で怖かったよ…。

    *旅メモ*
    酔い止めはエスエス製薬の『アネロン ニスキャップ』
    1時間くらい前に服用しておけば1日効果あり。
    耳に支障のない程度の違和感が出る人もいるというから
    ダイビングの時は薬は服用しないという人も多いけれど
    私は何より酔いが天敵なのでコイツは必携です。

    水中カメラを持ってなかったのでダイビングの写真がないのです。。。ゴメンナサイ。ダイビング後に挑戦したタイマッサージ。1時間半やってくれて250バーツ(約630円)でも、踏まれたり、伸ばされたり、ボキッとならされたり、ごりごり筋を押されたり、めっちゃ痛い!踏まれて悲鳴を上げるムコ(笑)

  • 24時間大移動

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    デリーからバンコクまでのキャセイパシフィック航空の朝5時くらいの朝食。オムレツかカレーかという究極な選択肢。朝だからオムレツ頼んだのに私の前でオムレツ終了~。「すみません、インドカレーになります」だって。ホットミール以外はオムレツセットだからカレーにナンにクロワッサンにヨーグルト(笑)

    ネパールからはいったんインドのデリーを経由して、
    タイのバンコクを経由して、
    タイのサムイ島まで飛ぶという24時間がかりの大移動。

    またもや難関インドを通過せねばならない。
    結局、インドのトランジットで「係りの者が呼びますのでここでお待ちください」と言われた場所で
    ひたすら待機するも係員がやってきたのは4時間後。
    さすが、インド。
    でもインドのことが少しは分かってる身なので、こんなことでキリキリしないのだ。
    気長に待つのだ。
    インドはもはやどうしようもないことのオンパレードだからキリキリするだけもったいないもんねー。

    インドのトランジット。何のことはないイスが並ぶところに延々4時間。待ちつかれて床で寝てる人も多数。エアポート自体は新しくてきれい。

    ネパールからデリーへのLCC spice jet。機内誌の路線図が唐辛子!

    タイは首都バンコクに行きたかったんだけど、50年来の大洪水で大混乱中。
    よって、バンコクはトランジットのみにして南のリゾート、サムイ島へ。
    サムイ島は雨季の始まりでじっとりとした亜熱帯な気候。
    毎日ザーッとすごい雨が突如降っては突如やむ。
    キレイなホテルをとってあったので、たまりにたまったネットをしたり、
    ブログを更新したり、久々の湯船に浸かったり、
    腹痛で倒れて出来てなかった洗濯物の山と格闘したり、
    むやみにプールで体力の限りクロールしたり、海でボケーッと寝そべったり。
    鋭気を養いました。

    セブンイレブンとファミリーマートが乱立。日本ブームらしく、日本女性をイメージした緑茶が並んでた。ヤマンバギャルに武道(?)に都会風女子の絵柄。お味はオレンジ緑茶などおそろしい名前が書いてあった。そのほか陳列商品には日本語が多数。どれも正規の商品なんだろうけど、日本語が微妙におかしい。「いい食品であなたの健康にお気をつけましょう」とか「にほんのおいしかったごはん」という飲み物だとか。。とにかくひらがながかっこいいみたい。

    なにやらタイは日本語ブームらしい。
    そこここの看板や商品にひらがなが。
    日本語が書かれていることで商品価値があがるみたい。
    タイのホテルの人曰はく「タイでは日本食がすごい人気。
    日本人は長生きするでしょ?日本食が体にいいってことでみんな食べるんだよ」とのこと。
    確かにコンビニには海苔が10種類以上並べられていて、
    屋台でも寿司が人気なのだとか。
    さっきも「右手」って書いてあるTシャツ来た人とすれ違ったし(^^ゞ

    食べ物も一気にアジアっぽくなって、レストランでも必ずご飯ものがあって嬉しい。
    しばらくはタイを周遊です。

    キャセイパシフィックの機内誌。音楽に大好きな松田聖子、J-POPが!久しぶりに日本の歌(i pod以外)を聞く。J-Bestのセレクションがよくてテンションあがる↑マッチのギンギラギン♪ でもなぜJ-POPベストセレクションで韓流が4曲も?そしてここでマルマルモリモリを初めて耳にしてムコとハマり中。

    デリーでインドスタッフによるトランジットのための荷物の積みかえがあり、不安いっぱいだったが無事にバンコクに届いた。でも荷物札がめっちゃ手書き。よくぞこれで届いた。

    「サワディーカー」「コップンカー」タイにつくと空港でドナルドおじさんが手を合わせて迎えてくれました。

  • 犬にかまれて号泣

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    何にもあげられるもの持ってないバックパッカー、感謝の思いを込めておりがみでサムライカブトをサントスJrにプレゼント。

    バクテリアが私の腸に住み着いたためネパールでの1日半が
    バクテリアとの戦いに費やされてしまった。
    ヒマラヤの山がきれいに見えるところまで行く予定だったのに、、
    お土産物屋さん街で目をつけてたカレンダーを買いたかったのに、、
    サントス一家ともっと話をたくさんしたかったのに、、
    サントス兄ふたりとビールを飲む約束もしてたのに、、。
    やり残したことがありすぎる。
    こんなに素敵な家族と出会えたのに、バクテリアのせいで心配ばかりかけてしまった。
    『マキはネパールで体調を崩してよくない思い出なんじゃないか』なんて思われたくない。
    本当に楽しかったから、完璧なまでに元気な姿で『めっちゃ楽しんだ』ってところを見せたい。
    1年間の自由旅なのに、格安航空券は変更きかないし
    ホテル予約も直前変更はできないから自由な選択ができない。
    せっかくの個人旅行なのに、すごく悔しい。

    格安航空券を捨てて、ホテルも捨てれば、お金はかかるけどどうにかなる。
    ただ、このバックパック旅行で8万円の出費はイタい。。。
    どうするかぐるぐる考えて、やり残した思いはあまりにも強いけど
    当初の予定通りに今日の飛行機に乗るべきだ、という結論に達した時、
    サントスが「体調はどう?無理しないでいつまででもここにいていいからね。」と言ってくれた。
    「でも、でも、やっぱり今日旅立つことにする」って返事をしながら
    気づいたらおうおう泣いていた。
    ふと見たら横にいたおばあちゃんも一緒に泣いていて
    「ネパールで体調を崩すことはよくあるから気にしないで。またいつでも戻ってきなさい」って言ってくれた。
    昼食中で右手で銀のお皿の上のご飯をつかんだまま、おうおう。
    ありがとうって言って、しんみりとしちゃうその場を離れようと
    昼食の残りをいつものようにこの家のペット犬のポピーにあげに行った。

    そうしたら…
    滞在していた1週間、誰よりもかわいがっていたと自負していたポピーに突然手を噛まれた…。
    鼻にしわを寄せて、鋭い目つきでガウガウと割と派手に。
    牙のかたちに跡が数か所ついて、血も出てる。
    なんでさ~、こんなにかわいがってたのに~!!
    仲良くやってたじゃないのさ~!あんなにヘコヘコ私に飛びついてきてたじゃないか~!!
    周りにいた家族が心配する中「ヘヘへ」と笑って洗面所へダッシュ。
    傷口を洗いながら、せっかく止まってた涙がまた一気に溢れ出た。
    もはやなにが悲しいのか、なにが悔しいのか、なにが嬉しいのか、ごちゃまぜでよく分からん。

    こちら噛みついた直後のポピー。「取り乱して申し訳ない」とでも言うように耳を後ろに倒して寄ってきた。なんで噛みついたんだよぅ!ちなみにヒンズー教でお正月にあたるティハールというお祭り期間で犬を祀る日だったので、ポピーはおでこにティカ(赤いしるし)を付けられてる。

    傷口をよく洗いながら狂犬病のことも考えた。
    狂犬病にかかっている犬にかまれて発症したら100%死ぬのだ。
    普段から動物にすぐにすり寄っていく私はムコから毎回厳しい顔で注意を受けていた。
    「だって、かわいいんだもーん」なんて思ってたけど、噛まれちゃダメなのだ。
    怒られる・・・・・・・。

    結局、ポピーは狂犬病注射を打っているので心配はないことが判明。
    破傷風の予防接種も日本で受けてきておいてよかった。
    私の犬にかまれた報告にほとほと呆れ顔のムコ。
    最後の最後までみなみなさまにご心配をおかけしてシマイマシタ。。

    サントス家をあとにする際、サントス妹のアンジューが
    ビーズでできたネックレスやらピアスやら、大切にしていたであろうキーホルダーや
    ブレスレットや髪留め、既婚女性が眉間に着ける印(ティカ)を、
    そして最後に旅立ち前に改めてネパール女性用のメイクを、
    サントスの奥さんが既婚女性用の赤いブレスレットを、
    おばあちゃんが旅立つ人の安全を祈願するマリーゴールドでできた首飾りをプレゼントしてくれた。
    ムコもサントスが大切にタンスにしまっていたネパール男性のする帽子をもらった。

    ふたりともサントスのお土産物屋さんで買ったネパール衣装を着て、
    たくさんのプレゼントに身を包んでネパールをあとにします。

    絶対また戻ってくるぜ、ネパーーーール!!!!!

    空港に見送りに来てくれたアンジューと。盛大にみんなにもらった贈り物に身を包んでいる私。ネパーリーでしょ?

    ネパーリーハットがめちゃよく似合うと思う。これなら吉野家とかの帽子も似合うのでは?

    *旅メモ*
    たいていの海外旅行保険は3か月が限度なのですが、
    いくつか長期も取り扱っている保険会社があります。
    私たちの保険は「損保ジャパン」。
    自分たちで1か月単位で期間を指定できます。
    子どもがいるわけではないので死亡保障があついものよりも
    怪我・病気の際の保障があついコースを選びました。

  • 腹痛により入院

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    病に伏せている写真なんぞ無いので、村の写真を…。と思ったら、ムコブログには病に伏せてる写真がUPされとる。病院で点滴されてるところを撮影とはやってくれるじゃあないか。こちらは村で子供たちとトウモロコシの実をはがす作業中の私。子供たちの方が圧倒的に早い。

    朝起きると熱は解熱剤のおかげか37.4度まで下がってるけど
    相変わらずおなかは最悪な状態。
    不安を抱えたまま旅はできないので、
    ちゃんと血液検査をしてもらおうと病院へ行くことに。

    朝7時過ぎに病院について、すぐに血液採取やら検便やら
    点滴やら問診やらをして、検査結果が出て6本の点滴が終わったのは午後5時。
    一日を病院のベットの上で過ごした。
    しかし病院は「下痢」とか「点滴」とか「嘔吐」とか知らなかった英単語のオンパレード。
    おなかに爆弾抱えた状態でこの難易度の高い英語をクリアしていくのは結構大変(^^ゞ
    ムコに英語の辞書を何度もひいてもらいました。。。

    ネパールはヒマラヤに登りに来て体調が悪くなる外国人も多いのだとか。
    高齢者でヒマラヤに登りたくて挑戦したもののヘリコプターで運ばれてくる日本人も結構いるそう。
    ここはそんな外国人をメイン対象とした病院。
    ちなみに私の治療費$300ちょっと。高い…。
    保険がおりるから問題ないけれど、普通では到底気軽に入れない病院。
    ネパールは平均月給1万円、そして保険料の半分が自己負担。
    地元のネパール人が行く病院は100ネパールルピー(約100円)くらいなところなんだそう。
    旅行で来る外国人はたいてい保険に入ってるから多少高くても
    設備も対応もいい病院に気軽に行けるわな。
    病院も病人も損をしない、いい商売だ、と点滴を打たれながら感心。

    検査結果はマラリアでも腸チフスでもなく、腸にバクテリアが入ったため。
    よかった~。一安心。
    チフスだと感染力が強いから触ったものすべてに消毒が必要になる。
    サントスの家に全身防護服を着た消毒隊がやってくることになったらどうしよう、
    どんだけ迷惑かけることになるか、と想像してはドキドキしてたからホッ。

    キミのミルクにやられたか?!

    みんなで何が原因か話してみて、
    村で飲んだバッファローミルクのせいではないかという結論に。
    バッファローミルクは一度沸騰させて加熱消毒しているんだけど、
    さすがに子供たちと何軒も家をまわってチャイやらミルクやらごちそうになりまくってたからな。。。
    踊り歩いて体力も落ちてたところにバクテリアに攻め入られたかたちだろう。
    無念…!!

    腹痛は病院を出てから夜まで続いたものの、
    もらった薬を飲んで翌日朝にはだいぶ回復。
    夜にはほぼ完治いたしました。
    お騒がせした皆様どうもすみませんでしたー!

    草運びにトライ。20キロくらいの重さ。首がぁぁ。村の人はこれで数時間歩くからすごい。

  • カトマンズの山を下りる

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    旅立ちの一杯のチャイ。朝からお母さんありがとう!そして写真を撮ってくれた子も、ずっとシャッター押す瞬間に力が入ってブレちゃってたんだけど、写真撮るの上手になりました。

    村を出発する時刻は日の出と同じ6:00。
    サントスは午後から仕事にも間に合うし、
    昼間の日差しは強いから、朝のうちに歩くほうが楽でもある。
    5:30起床で荷物をまとめて、
    隣のおうちのおばちゃんにチャイをごちそうになっていると
    まだ朝早いのに何人か子供たちがお別れを言うために家の前に来てくれた。
    ちゃんとおめかしのワンピース来て、ネックレスとかつけて。
    ありがとう。

    村を出るまでに何軒かお家によって、バイバイを言って回った。
    泣いちゃうといけないから短く笑顔でSee youって言って回った。

    いつかまた、子供たちに忘れられないうちにこの村に戻ってきたいな。
    その時にはもっとネパール語を勉強してこよう。
    そして、たくさん踊るだけの体力と、リクエストに応えられるだけ日本の歌を用意してこよう。

    子供たちが「ドラゴン」と呼ぶ山の峰。この景色なら確かにドラゴンが出てきてもおかしくない。

    山道を3時間かけて歩いて、山を越えて、村の麓にたどり着いた。
    バスに2時間揺られてサントスの家があるカトマンズへ。
    このバス、ワゴンなんだけど席数が乗車人数じゃない。
    2人掛けシートには3人。通路には小さな台を持ってきてイス代わりにして1人。
    助手席と運転席のあいだに2人。
    そして私は運転席のシート裏スペースにわずかにお尻がおけそうな場所を見つけて座った。
    その後お客は増えて立ってる人も多数。
    2時間の山道を超満員のバスが行く。
    シートベルトもへったくれもない。万が一事故でも起きたら大大大惨事に違いない。ひぃ。

    無事にカトマンズにバスが到着して、サントス家でお昼をいただく。
    大きな銀のお皿に定番の山盛りごはんとカレー風味のカリフラワーとピリッと辛い煮物と
    豆のダルスープ。たくさん歩いたからご飯がおいしい!

    村でもカトマンズでもご飯は右手を使っていただきました。でも慣れないからいっつも食べ終わるのは私が最後。む、むずかしい・・・。

    …と、ここまではよかったんだけど、昼食後家族と団らんしていたら
    なんだかおなかの様子がおかしい。。。ぐるぐるしてちょっと痛い。
    疲れもあったから部屋に戻ってうずくまって休むことに。
    でも、一向におさまらないおなかの痛み。
    ずんどこずんどこ、これはまたずいぶん派手に痛むじゃありませんか。
    そのうち、なんだかものすごくほてっているような。。。
    熱を測ってみたら39.7度!!アカーン!大人が出しちゃいけない体温!!
    しかもまだ暑いはずのネパールなのに寒気がして毛布2枚かぶってもまだ寒い。
    コレは…。

    世界一周をしていて39度を超える熱が出るのは非常に危険。
    さまざまな伝染病の疑いがあるからだ。
    マラリア、デング熱、腸チフス、A型肝炎、黄熱病。
    そのほかにも日本にはない伝染病が海外にはまだたくさんある。
    しかもケニアとインドはその危険が非常に高い。
    予防接種も7種類受けてきたけれど、予防注射のないマラリアは特に注意しなくてはならない。
    初期の高熱で気づいて診断できなければ死に至る可能性が高い。
    予備知識はいろいろ詰め込んできたつもりだけれど、いざ高熱が出てみると怖くて仕方ない。

    サントス家に相談すると「夜はいい病院がないから解熱剤を飲んで様子を見るほうがいいだろう」とのこと。
    看護師さんであるサントスのお兄さんの奥様に血圧なども見てもらい、解熱剤をいただく。
    『マキが倒れた』という話は瞬く間にサントス家に広がり、
    家族がかわるがわる様子を見に来てくれた。
    みんな心配そうに大丈夫か?と聞いてくれて、ネパール語とジェスチャーで
    ゆっくり休むように、とか、ちゃんと栄養取るように、とか言ってくれる。
    かわるがわる家族が10人くらいが来てくれるもんだから
    実は高熱でその都度「大丈夫」と答えることも辛かったんだけど(^^ゞ

    そのうち、寝込む私のいる部屋で“村で撮った写真鑑賞会”が始まった(笑)
    みんな村を出てきてるから久しぶりの村の様子に大盛り上がり。
    え~、私寝込んでるんですけど…。風邪うつるかもしれませんよ?
    そんなことはお構いなしで、さっきまで心配そうにしてたのに
    「マキ、この写真を見てみて!」と挙句の果てに病人を起こす始末。
    でも、家族がわいわいいて、すぐ横でにこにこしてくれてたら
    なんか“大丈夫”って気がして心強かった。

    相変わらずぐるぐるぴーぴーいい続けるおなかは
    夜中に私を30分おきに10回以上トイレにいかせ続けるのでした。
    はぁ。。

    生後0か月の赤ちゃん。家の軒先で太陽の光を浴びながらオイルマッサージをしてもらって、ぐっすり眠ってました。

    78歳のおばあちゃん。夕方、軒先でにんにくを剥いてました。

     

    学校がない土曜日は朝からお昼までは家の手伝い。子供でもこんなに大きな草を頭に引っ掛けて運びます。大人が運ぶ草は20キロ以上になるんだとか。この草は家畜の山羊やバッファローの餌になります

    子供目線の写真は私じゃとれない空気が漂ってる。