世界一周ブログ -  ヨメ旅

帰国後

カテゴリー: ‘ヨメ旅’

  • ラオス密室事件

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    ラオスではこの竹製のいれものにカオ・ニャオと呼ばれるもち米をたんまり盛ったものが主食で出てくる。

    ラオスのコンロー村から乗合いバスとローカルバスを乗り継いで2時間で
    ベトナム国境近くのラクサオという町へ。

    ラクサオは特に何があるわけでもなく、ときおり国境を超える人々が足を休める場所。
    最近はいきあたりばったりの当日宿探しにしているので、
    バックパックを背負って宿を回って、部屋を見せてもらって、値段を交渉したり。
    ヨーロッパは宿予約した方が安いことも多いけど、
    アジアはいきあたりばったりでも安くていい宿がちゃんと見つかる。

    ご飯は簡単なテーブルとイスが並ぶ地元レストランで。
    地元の人がたくさん入っていて、英語メニューのないお店がおいしい目印。
    ラオス語は発音も難しくて簡単なあいさつしかできないので、
    店のおじちゃんに手招きされるがまま食材冷蔵庫の前へ行き、
    指さしで食材を選んで、あとは適当におじちゃんに作ってもらう。
    ラクサオは海鮮が有名な町なので「エビ」と「イカ」で炒め物を作ってもらった。
    うーん、おいしい!
    英語メニューがあると安心するけど、地元飯のほうがやっぱりおいしい。

    ラオスのバスターミナルにて。バックパックももう体の一部。

    この旅、最安値の1泊600円の宿で夜、ちょっとした悲劇が起こった。
    水道がなかったホームステイ先で洗えずにたまった洗濯物を洗面台で手洗いして、
    物干しロープに干しにムコと一緒に外に出ると、ガシャンと音がした。
    いま出てきた部屋の扉を押してみると、、、開かない!
    この扉、鉄の棒を溝にはめるかたちの内鍵がついてたんだけど、
    どうやらそれが無人の部屋の内側から閉まってしまったようだ。。。
    力いっぱい押してもいっこうに開く気配がない。。。
    名探偵コナンに出てきそうな密室の出来上がり。
    日も暮れたラオスでパジャマ姿で外に締め出されて途方に暮れる夫婦。
    仕方ないのでパジャマのままベランダの柵を乗り越えて、
    宿スタッフに伝えるも、若い宿のスタッフも困り顔。
    あれこれ試してみたものの、びくともしないしアナログの鍵だから解決策もない。
    そのまま20分、無人で内側ロックされた部屋の前で過ごし、
    もう、窓を割って侵入しようかとムコと話していた矢先、
    どこからともなく、さっそうと原チャリでおじさんが登場。
    両手には包丁みたいな鉄製の刃物を持っている。
    ドアの隙間から刃物を滑らせて2本の刃物で内鍵の鉄の棒を見事に挟んで、
    鍵を外して扉を開けてくれた!! 登場から扉開錠までものの3分。
    ありがとうおじちゃん!!
    でも、その慣れた開錠手つき、今までにも何度も同じ悲劇が起きてるな??
    だって自動的にしまっちゃう可能性のある内鍵が
    扉や窓の上下に無数ついているこの設計に問題あるもの。
    ベットもお風呂も問題なかったけど、ここに安さの落とし穴があったか!

    さて、1日1本のお昼の1時の国際バスで明日はベトナムに向かいます。

  • 田んぼで食材探し

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    田んぼで隣の家のおばちゃんとホームステイ先の長男とカタツムリ探し中の夕暮れ。

    11月末、ラオスのコンロー村の日中はまだまだ暑くて昼下がりは
    みんな自宅でお昼寝。
    これ、モロッコとかエジプトとか暑い国ではおなじみのスタイル。
    なにか畑仕事をしたいと思っていたところ、
    夕方になって隣の家のおばちゃんふたりがスコップを持って歩いていくのを発見。
    すかさず追いかけていき、ついて行ってもいいかとジェスチャーにてご相談。
    おばちゃん、ケラケラ笑ってスコップを取ってくるようにと指示をくれた。
    ダッシュで宿のおばちゃんの所に行ってスコップを借りる。

    稲刈りの時期はもう終わっていて、畑に残るは稲の茎の部分のみ。
    焼畑でもして耕すのかな、と思っていたら、何やら違う様子。
    畑の淵を隈なく何かを探し歩くおばちゃん。
    そのうち、小さな穴を見つけて掘り出した。
    「?」のまま、おばちゃんを見ていると、
    50センチくらい掘った中から5センチくらいのカニが!!
    すごいー!畑からカニ?!?!
    あの小さな穴はカニの穴だったのか!

    その後もおもむろに1センチほど土を掘るとカタツムリが!!
    しかも大きい!!
    おばちゃん、ケラケラ笑いながらカニとカタツムリを見せてくれる。
    何を探してるのか分かったので、さっそく私も挑戦!
    何が目印で掘り当ててるんだか分からないので穴があったらとりあえず掘ってみる。
    が、私たち、1匹も捕まえられず。。。
    そのあいだにおばちゃんはカタツムリ4匹とカニ5匹をゲット。
    さすがです!!!
    今夜の夕飯になるんだろうな。

    長男に見守られながらカニ穴とおぼしき穴を掘るムコ。結果、無収穫。

    収穫し終わった畑ではバッファローが草をはみ、
    おばちゃんたちがカニとカタツムリを獲る。
    畑の土地は二毛作どころか、何重にも生活を支える場所。
    稲作中の水がまだあったころはきっとカエルを捕まえていたんだろうな。
    結局、なんのお力にもなれなかった私たちだけど
    言葉が通じないの分かってるくせにおかまいなしに話しかけてきて
    楽しそうに笑ってくれるおばちゃんと一緒に笑いあえて、
    ますますラオスが好きになった夕方でした。
    次回会うときはもう少しラオス語とカニの掘り当て方、勉強してきます!

    カタツムリ探しのあとは丸太運びのお手伝い。一緒に子供たちもお手伝い。この丸太、私でも1本運ぶのがやっとなのに子供たちはひょいひょい運んでた。

  • タム・コンロー洞窟

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    子供たちはカメラに興味津々。撮った写真を見せると大喜びでもう一枚撮ってほしいとポーズをとる。村を歩くと「サバイディ」とこんにちはの声をみんながかけてくれる。都会で失われて、ここにあるものがある。

    村での朝は3:00のニワトリのコケッコッコーでお目覚め。
    は、早すぎる…。まだ真っ暗なのに鳴くなよぉ。。
    日の出前の6:00ころには走り回る子供たちの足音。
    うむ、どこの国でも村の朝は早い。

    今日は8:00から同じ宿に泊まってるジョーンズ(スペイン)と
    昨日のバスが一緒になったベルギー人のおばちゃんと、
    おばちゃんと同じ宿に泊まってるイギリス人のおじちゃんと
    多国籍5人でこの村の見所、洞窟へ行く。
    木製のいかにも手作りな小舟に乗って、真っ暗な洞窟をぐんぐん進む。
    途中、鍾乳洞もあってライトアップされていて不思議な空間。
    帰り道、ジョーンズの乗っていた小舟に私たちの乗っていた小舟が激突し、
    先方の小舟のエンジンを壊しちゃった。
    おかげであちらの小舟はパドルで漕ぎながら洞窟を抜け出たそうな。

    数キロ続く真っ暗な洞窟に小舟で入っていく。

    放し飼いしてるあひるに餌をあげるウィアン。赤ちゃんあひるが17匹。

    洞窟から宿に戻るとまだ昼の11時。
    宿オーナーのウィアンが30日後にできあがるというコンクリート製のゲストハウスを
    見せてくれた。床もタイルだし、水道も通るそうで水洗トイレにシャワー。
    この村で生計を立てるには自給自足の生活をするか、
    観光客相手に商売をするか、のどちらかだ。
    私たちの泊まっている宿の両隣もゲストハウス兼レストランで
    どちらもこの村では目を引くコンクリートの建物だ。
    そして外国人旅行者の多くはそちらのゲストハウスに宿泊し、
    テラスでビールなんかを飲んでいる。
    年配の旅行者も多いラオスで水道がない宿はきついだろう。
    実際にウィアンの宿を覗いて顔をしかめて隣の宿に移動した旅行者も見た。
    自分たちにとっては普通の生活が、1泊でも泊まるに値しない宿に見えるってどんな気分だろう。
    それでも笑顔で「じゃあ、宿代もう少し安くするから。泊まらない?」って交渉してた。
    旅にはいろんなスタイルがあるから、それでいいし、
    私たちも“地元の生活を覗きたい”って目的がなかったらこの宿にしなかったかもしれない。
    うれしそうに新しい宿を見せてくれるウィアンとは裏腹に
    勝手だと思いながらもなんかちょっとさみしい気持ちになった。
    ラオス語をしゃべれないから伝えられなかったけど、
    ここでの生活は今はほかの国では体験できないものなんだ、
    その体験を求めてくる人もいるよ、
    だから新しい宿と一緒にラオス式の竹製の家のホームステイ形式もそのまま残せたら素敵だな。と思うよ。

    *旅メモ*
    私たちが2泊したホームステイ宿。
    2012年にはきれいなゲストハウスもオープン予定。
    宿のおじちゃんも家族もみんなあたっかい。
    ■knamtnavi souk Guest House
    020-7754505
    1泊2食付:50000キープ(約500円)

    私たちが宿泊したお隣の欧米人に人気のきれいな宿。
    レストランも併設。1食100円~200円くらい。
    CHANTHA Guest house
    (20)22100002
    1泊:60000キープ(約600円)

    東南アジアでよく見かける三角帽。

     

    各家には機織り機があってきれいな模様の布を織ってた。

  • ラオスでホームステイ

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    毎日毎日観光と移動ばかりじゃなく、たまにネットでこれからの移動手段を調べたり、ブログ書いたりする日もあります。

    ターケークではメコン川や数十メートル先の対岸にしっかりと見えるタイの村を眺めたり、
    ラオスビールを飲んだり、ラオスビールを飲んだり、ラオスビールを飲んだり…。
    だって、11月のラオスの日中はものすごく暑い!
    そしてビールは瓶でひえっひえ。しかたあるまい。

    コンロー村へ移動中の満員の乗合いバス(トラック荷台)からの景色。空が美しかった。上に出てるのは屋根に積まれてた誰かの荷物の配管(笑)

    ターケークからバスとトゥクトゥクを3台乗り継いでコンロー村へ。
    コンロー村は周り中が田んぼと山に囲まれた静かな村。
    八百屋も薬局も肉屋も何もない。
    ただ、日用品と保存のきくお菓子程度を売っている商店と
    洞窟観光に来た人のための宿がいくつかあるのみ。
    ラオスライフを体験したい、ということで私たちはゲストハウスではなく
    ホームステイ宿を選択。

    お父さんのウィアンは英単語がいくつか通じるけれど
    そのほか、お母さんも子供も英語数字すら通じない完璧なラオス語生活。
    でも言葉なんか通じなくてもジェスチャーと笑顔で暮らしレベルはどうにでもなるんだって
    知ってるから問題なし。
    え?え?何?ってやりとりも楽しいしね。

    宿泊は木と竹で作られたこの地域で一般的な家。
    地面から2メートルくらい高いところに高床式で作られた部屋は
    蛍光灯は1つあるものの、ガス、水道はない。
    和式のような便器の横に水桶があり、そこから洗面器を使って
    水をすくってトイレを流す。
    お風呂もおなじく、トイレの水桶の水を浴びる。
    キレイとは言い切れないお風呂にちょっと抵抗があったのは事実だけど、
    暗くなりかけたころに入れば汚さも見えにくくなってて気にせず入れちゃうもんね(笑)

    ラオスの昔ながらの家に宿泊。竹で壁が編まれてるので隙間から蚊も風も光も入ってくる。蚊帳、必須。地元の人は別途なんか使わないで布団をひいて寝るけど一応お客様用に木製の簡易ベットあり。

    ご飯はお父さんお母さんと男の子ふたり、女の子ひとりの家族全員と一緒に食べる。
    床の上にござをひいて、竹でできたちゃぶ台みたいな机のうえに料理を並べて座って食べる。
    ラオスの主食はカオ・ニャオと呼ばれるもち米。
    竹の入れ物に入ったカオ・ニャオを手で丸めて団子状にしておかずをつけて食べるのがラオス流。
    きゅうりとナスのスパイシーなスープや川魚を唐辛子で漬け込んだもの、
    たけのことスパイスのスープ、サヤエンドウや緑色の葉っぱを蒸しただけのものなど
    レストランでは出てこないような地元食を一緒にいただく。

    ドラゴンボール視聴中の10歳のお兄ちゃんとムコ。手前で夕飯中の弟。ここがホームステイ先の居間であり、寝室でもあるスペース。

    テレビもあって、ドラゴンボール、名探偵コナン、ワンピースなんかを子供たちが食い入るように見てた。
    ムコがお得意の悟空の似顔絵を描くと一躍子どもたちのヒーローに(笑)
    それぞれの学校のノートを持ってきてこれに描いてほしいとねだられていくつもの悟空やベジータを描いてました。
    お父さんのウィアンが「ウェルカムと気持ちと、いい旅になるようにという願い」を込めて白い糸のミサンガをくれました。
    ラオスではお守りとして白いミサンガを送るんだそう。
    ありがと、お父ちゃん。
    (お父ちゃんだと思ってたら彼は27歳だった。10歳の子供がいてなおかつ貫禄があるからてっきり年上かと。)

    お守りを結んでくれるウィアンお父ちゃんと一緒に泊まってたスペイン人ジョーンズ。ご飯は竹製の低いテーブルでいただく。

     

    ホームステイ先の女の子ケイ。私も小さいころ集めて遊んだ植物の実、通称「じゅずだま」を彼女も集めてたから、針と糸でネックレスを作ってプレゼント。

    ホームステイ先の茶色い飼い犬オイと迷い子犬。一生懸命甘噛みで子犬が遠くに行かないように守ってたオイ。気ままにヨタヨタとどこへともなく歩いて行こうとする子犬。攻防を眺めながらの昼下がり。

  • ラオスでこの旅、一番ボロいバス

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    タイを出国して歩くこと3分、ラオス国境の入国管理所。黒いガラスで係員の人の顔が見えず。笑顔で無事入国戦法できず。すんなりとはいれたけど。公にはラオス出国の航空券などの提示が必要となっているが何にも言われなかった。

    タイの町ウボンから国際バスで3時間でラオスのパークセーという町へ。
    タイとラオスの国境にはメコン川が流れていていくつかある国境のほとんどは
    船でメコン川を越えるもの。
    バスで陸路国境越えできるのは2か所のみ。
    船でもよかったんだけどねー、国際バスは楽でした。
    ラオスはたいていの国籍の人はビザが必要。
    でも日本人はビザ不要。世界を回っていると日本人はビザ不要な国が本当に多い。
    国際協力とか国の安定性とか友好関係のおかげなんだろうけど、本当にすごい。
    こればかりは外務省さんありがとう、だ。
    ラオスの国境に着いたのは日曜日で「土日休日料金」が必要だった。
    それ以外にも早朝や夕方17:00以降は時間外手数料が必要なんだとか。
    なんじゃそりゃ?銀行か!!
    でも入国管理所様々ですから、ここはひとつ笑顔で対応いたしましょう(*^^)v

    パークセーにスムーズに昼に到着したので次の目的地のターケークまで
    いっきにバスで移動してしまおうということに。
    ほとんどのバスが深夜バスで何とか見つけた日中運行のバス会社で
    チケットを買ってバスの到着を待つ。
    バス、来た。
    ボロっ!!!!!
    この旅一番のボロいバスだ。
    バス車体横の荷物入れるところの扉が開いちゃうようで、
    カラビナと針金で閉じてた。。。
    私の荷物、なくならないだろうか。。。
    会話もままならないほどの大音量のラオス版演歌が流れる車内(^^ゞ
    特にバス停はないようで道端で手を挙げてる人を次々と乗せていくローカルバス。
    深夜バスだときれいな車体で6時間で到着するというのだが、
    乗り込んで2時間後、ボゴンという大きな音を立ててバスが止まった。
    作業着に着替えて工具をもって降りていく運転手さんたち。
    車体の下に潜ってなにやら修理なご様子。
    1時間後、バスは黒煙をふきながらも再始動。

    この旅、一番ボロいバス。時々扇風機が止まっちゃう。イスがきれいに取り付けられてなくて膝が前の座席にあたる。リクライニング角度はイスによりさまざま。途中止まると、地元の売り子さんが何人もバスに乗り込んできて食事を売る。串刺しの鳥の丸焼き。カエルの丸焼き。きれいに一列に串に並んだコオロギみたいなの。うーん、刺激的(笑)

    そして出発からからすでに6時間経ち日も沈んだ夜8時、
    ローカルバスは静かに修理屋の前でとまり、タイヤを外す作業が始まった。
    どうやらパンクらしい。
    中のゴムチューブを取り出して、水につけて穴が開いてる箇所を探してる。
    そして穴を火で溶かしてふさぐ作業。再度穴がないか確認して…。
    待つこと1時間ちょっと。
    ようやく修理も終わりバス再再始動。
    このあいだ、だれも文句も何も言わずのんびりただただ待ってた。
    “日本の失った風景がラオスにはある”と聞いていたけれど、これもそうなのかもしれない。
    のんびり、壊れたら直るのを待つ。カリカリしても事態は変わらない。
    結局、ターケークに着いたのは夜の10時。実に9時間のバス移動。
    国境バスと合わせたら12時間バスに乗っていたことになる。
    ムコは最近のバス移動がたたっているようで腰が相当痛いみたい。
    ストレッチ、だな。

    ターケークではホテルを2つ周るも「満室」と言われて
    3つ目のちょっとお高いホテルに宿泊。
    (…っていっても1部屋2200円くらいだけど、ラオスでは高い)

    タイとラオスの国境を流れるメコン川。小学校の時、習ったなー。川向こうにタイがはっきり見える。