世界一周ブログ - 夏を追いつつ世界一周をしています。

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  • 真似天国

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    広州にある昔の商店も残る上下九路。平日なのに人がいっぱいで原宿みたい。

    中国は広州のホテルにていつも通りブログチェックやツイッターなんかを
    チェックしようとしたら、あら?通じない??
    そうです、中国では政府の検閲により、見ることのできないWEBサイトがあるのです。
    ツイッター、face book、Googleの一部、You tube、アメブロなどの大手ブログetc…。
    表現の自由の国で育ってきたことを、中国で初実感。
    Google mapが完全にブロックされていて、見知らぬ地での味方、
    自分の位置がまったくわかりませーん。
    バスをどこで降りたらいいのか、ホテルが歩いていける距離なのか、いろいろ不便。
    私たちのブログに中国からアクセスすると右下に表示されるはずのツイッターや
    右上に表示されるはずのmapがシレーッと消えていて表示されない。
    …すごいな、中国。

    広州でやりたかったことナンバーワンは広東料理を食べること!!
    世界一周中に突如しょうゆ味が恋しくなったり、
    パンばかりのヨーロッパでお米が食べたくなったりした時など
    世界中どこにでもある中華料理店に助けられて、ここまでこれた私たち。
    本場、中国の中華料理を食べたい!とずっと思っていたのです。
    正直、ヨーロッパでは毎日パスタにサンドイッチに、、、
    チーズとトマトソースと小麦ばっかりでげんなり。。。
    中華料理店を探すためだけに半日費やしたりしていたほど。

    陶陶居で飲茶。陶陶居は4階まであるが1階はオーダー料理専門フロア、入口で飲茶を食べたいと伝えると4階に案内された。

    広州駅の近くに宿を取った私たち。
    まわりには色とりどりの中華料理店。
    お値段も10元(約120円)からあり、魅力的。
    餃子に、麻婆豆腐に、チンジャオロースに、チャーハンに青島ビール!!
    いやー、手作りの皮の餃子はおいしいね!!タレもニンニクがきいていてうまし!!
    すっかりうれしくなって、翌日の昼食はネットで私が調べつくし一番よさそうだった、
    上下九路という昔ながらの商店が立ち並ぶ路地の中にある“陶陶居”という飲茶が有名なお店へ。
    有名店であるにもかかわらず、英語はスタッフ誰にも通じず、
    メニューもすべて中国語のみ。
    でも、私たちのテーブル担当のおばちゃんが笑顔でとても親切で
    フロアの隅にある飲茶注文場所まで一緒に来てくれて、
    代わりに注文を取ってテーブルまで飲茶を運んでくれた。
    こういうサービスが欲しかったの~、中国で初めての嬉しいサービス。
    広州ではにわとりの足をゆでたものや甘辛く炒めたものが大人気みたいで
    どのテーブルもみんな山盛りの爪がついたままのにわとりの足にしゃぶりついてた。
    うー、ちょっと挑戦したい気持ちもあるけど、山盛り一皿は食べきれないので今回は断念。

    中国のドラえもんはスタイルがちょっとよかった。

    この上下九路には広州飯店や蓮香楼という中国三大レストランといわれる有名店もあり、
    若者でにぎわっていて歩きごたえのある道である。
    洋服店が多く、竹下通りっぽいデザインと品質の中にアメ横デザインも多数という感じ(^^ゞ
    おもしろかったのは、パクり具合(笑)
    完全にPLAY BOYをパクったであろうウサギのロゴのお店。
    看板、商品すべてにPEPSIのロゴが入っているスポーツ用品PEPSI SPORTSショップ。
    極めつけは「人気格闘家が着こなす」と日本語でデカデカと書かれ、
    横にmini stopとぴあのロゴが印刷された若者向け洋服店。
    写真はcamcanやminaの日本人のモデルが使われてた。
    もう支離滅裂で笑えてくる(笑)

    やっぱりまだまだ興味深いな、中国のやつ。

  • 宿115 : Taixiang Bussiness Inn @広州

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    広州中心部は歩いてまわれないことはない、というぐらいの広さ。

    広州の安宿街をうろついていたら、
    怪しげな兄ちゃんに「ホテルあるよ」と声をかけられました。
    それまで2軒連続で原因不明の宿泊拒否をされていたため、
    「とりあえず泊まれる可能性のある所に行きたい」と思っていたのが、
    見透かされていたのかもしれません。

    ところ予想に反して!? なかなかいい宿!
    しかも受け付けの女の子が可愛かったので、「うん、ここにしよう」と即決。
    「キミ、かわいいね」と声をかけたら、
    「そういうの、止めて」とヨメにマジギレされました。

     

    Taixiang Bussiness Inn
    ■ダブルルーム(バス・トイレ付き)…10点満点中、8点
    寝具 ★★★ 広めのシングルが2台。布団も枕もフッカフカ。
    水周 ★★★ 最高。熱々のお湯が、大量に出ます。
    設備 ★★☆ 冷房、テレビ、湯沸し器。洗濯物は干しやすい。
    WIFI ★★☆ ロビーの電波を部屋でも拾えた。おそらく3階以上は×。
    立地 ★★☆ 駅から徒歩15分。周りには商店や飲食店も多い。
    接客 ★☆☆ かわいこちゃん以外は愛想もなく×。英語もダメ。
    価格 ★★☆ 248元(約3000円)/朝食なし。2000円なら10点だったかも。

     

    ハウス・キーパーのクオリティも高い、
    なかなか信頼できるビジネスホテルでした。

     

     

    はらだいち

  • 広州で中国らしさを感じる

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    広州にある六塔。
    あったかーい気持ちで始まった中国初日の朝、広州。
    さて、いつも通りバックパック背負って宿探しです。
    事前に調べていた駅前のユースホステルの場所に行ってみるも
    なぜかユースホステルが見当たらない。
    別のお高そうなホテルがそこにあったのでフロントに行ってみると
    即答で「空きはございません」とのこと。

    ホテルがたくさんありそうな通りに向かい、
    中級くらいのホテルを見つけてフロントに向かうも
    ふたりいたスタッフ女性が目も合わせずに「FULL(満室)」と言いやがった。
    まだ朝7時だし、フロント後ろの壁には最新情報の本日の部屋代が
    表示されてるし、どうにも納得がいかない。
    何?日本人だから?格好がバックパックだから?
    どれにしたって、目も合わせないその態度は気に食わない。
    カチンと来たので「Why?」と強く言うと
    ちょっと間をおいて「Often」とまたも目も合わせず答えやがった!
    信じらんない!!! 接客ってものがまるでなってない!!!

    その様子を見ていたホテル外に立っていた客引きが宿を紹介してきた。
    パンフレットを見ると、悪くなさそうだし、値段も半額にしてくれるらしい。
    断られる理由を聞きたいのだけれど、客引きも中国語しか話さないので、
    イライラしたまま客引きについて歩く。
    宿は中心街近くの少し奥まったところにあり、部屋の設備も申し分ない。
    宿泊する旨を伝えると、フロントのお姉さん曰はく、
    宿代は前払いで、宿泊費と同額のデポジットが別途必要らしい。
    デポジット??しかも宿代と同額?高くない??
    でも、これは中国スタイルらしい。
    部屋に置かれていたホテル案内の冊子を見てちょっと納得。
    部屋にある鏡やらテレビやら蛇口やらカーテンやら、ありとあらゆるものの
    弁償代金一覧が書いてあったのだ。
    それだけ壊す人が多いということだろう。
    ならば、デポジットが必要になってくるのも頷ける。
     

    アヒルやニワトリがテカテカにおいしそうになってる。中国のあちこちで見かける光景。

    町を歩くと「文化人になるために」という看板をあちこちで見かける。
    つばをはいてはいけませんなど、当たり前のことが書かれてる。
    そして、レストランは禁煙の張り紙がどこも大きく張られており、
    灰皿など置かれていないのだが、
    みんな普通にタバコを吸い、灰皿がないのでコップに灰を落としたり、
    そのまま床に灰を落として吸殻を捨てたりしている!
    これが本当にみんながみんな普通にやっているからびっくり。
    レストラン側も見て見ぬふり。

    中国、なんかスゴイ。。
    まだまだ悪い意味で驚くことが続きそうだな。。。

    *旅メモ*
    中国のホテルは公安の指導により、外国人が宿泊できる宿と
    できない宿が決まっているそうだ。
    また、デポジットは中国、マカオ、香港とも必要で
    クレジットカード払いはいったんカードから引き落とされ、
    キャッシュ払いはチェックイン時に宿泊費の約倍額を預ける。

  • 代表選手

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    広州の歩道橋にはきれいな花が。街の景観を高める意味合いもあるのでしょうが、「ポイ捨てしたゴミが、下を走っているクルマに当たらないように」という意味合いもあるっぽい。だって、実際にこの鉢植えにはゴミがたくさん引っかかってたもの。

    世界一周ブログ@広州(中国)でございます。

    旅行をしていて常々思うこと。
    それは、「一人ひとりが各国代表」だということ。

    例えどんなに実情が違ったとしても、
    たまたま運が悪かっただけだったとしても、
    悪い人に騙されれば、そこの国民全員が悪い人に見える。
    もちろんその逆もあり、たった一人の善行でその国の好感度は上がります。

    人に最も影響を与えるのは、やっぱり人。
    人の行動を見て、その国を判断します。

    そういう意味では、中国はやはり程度が低い。

    あくまで僕から見た一面的な感想。違う意見もあるでしょう。
    でも個人的な感想なんて、「自分」というフィルターを通したものだから、
    どんなに偉い人の意見だって、多面的に考えた結果の一面的なものでしかない。
    主観が混じっていないものの集合体しか、多面的になりえない。

     

    まあ、いいでしょう。

     

    じゃあ何が「程度が低い」のかというと、
    ルールを守ろうという意識が低すぎる。

    それは自分達でも分かっているらしく、
    街には「文明的な行動をとりましょう」というポスターが
    いろいろなところに張られている。

    唾を吐くのはやめましょう → その前で盛大に唾を吐く

    ゴミを捨てるのはやめましょう → そこにゴミを投げ捨てる

    この食堂は禁煙です → 灰皿がないからコップや床を灰皿に

     

     

    中華料理はウマイけど、
    この国は今のところ好きにはなれないな。

    ここでは何かと「文明」という言葉を用いて啓蒙をしようと試みる。これは男子トイレにあった張り紙。「ちょっと前に出ることが、文明への大きな一歩」だってさ。

     

     

    はらだいち

  • 旅は道連れ

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    中国ではごはん時にお茶が出てくる。ヨーロッパじゃ水すらも有料だったけど、アジアはいいなー。茶柱立った。

    中国の東興に入り、なんとか市内の長距離バスターミナルまで来たものの、
    バスに乗り合わせたおじさんに案内されるがまま、
    チケットも買わずにワゴン車に乗り込むことになった私たち。

    ムコにどうしようかと言うと、よく分からな過ぎるけどノッてみよう、とのこと。
    ドキドキ、ハラハラが止まらない。
    念のため、荷物がなくなっても糸口をつかめるように
    バックパックを積み込んだバスの車両ナンバーをカメラにおさえてワゴンで移動。
    着いたところはレストラン。
    どうやら、夕食付きとは車内お弁当ではなく、レストランの食事のことらしい。
    おじさんは香港の人でベトナムで10日間過ごして、帰るところらしい。
    昔はコンサルティング会社の社長だったけれど今はリタイアしており、
    息子二人がいて、彼らはニュージーランドで暮らしているらしい。
    うーん、話してみても悪い人ではなさそうだ。
    でも、旅で油断は禁物。
    最初は親切な人ほど危なかったりするのだ。
    よほど親切なのか、本当は危ない人なのか、どちらかだろうとムコと予想。

    先ほど乗ってきたワゴン車がピストンで往復しているらしく、
    ぞくぞくとレストランに人が運ばれてくる。
    どうやらみんな同じ広州行の深夜バスに乗る乗客のようだ。
    いかにも中国という感じのレストランの回転テーブルに料理が運ばれてくる。
    お茶を湯呑におじさんが注いでくれた。
    飲もうとすると、待った、の声。
    湯呑のお茶はいったん箸を伝わせて、取り皿に移し、
    テーブルに置いてあるボールに捨てる。
    洗器という中国の礼儀で、箸やお皿をお茶で洗ってから使うのだそうだ。
    テーブルに出されてる時点できれいな食器ではないのね。。
    お箸袋にも“清潔一級”ってきれいであることがさもすごいことかのように書いてあるし、
    礼儀であるとはいえ、洗うってなんか複雑。
    その後も、ご飯はあそこで自分でよそってくるシステムだとか、
    これは青菜の炒め物だとか、いろいろ親切に教えてくれるおじさん。
    食事をしていると大型バスがレストランの横にやってきた。
    すかさず車両ナンバーを確認するムコ。
    どうやらさっき荷物を積んだバスであっているようだ。
    「同じバスだったかい?」とニコニコおじさん。

    ラッピングされた食器をさらにティーポット内のお茶ですすいで左上のボールにすすいだお茶を捨てる。

    私たちが食べ終わるのを待って、一緒に席を立って、
    バスの扉前に一番に並んだおじさん。
    私たちもおじさんの後に並ぶも、ここは中国。
    順番に並ぶなんていう概念はございません。
    バスの扉が開いてみんなが乗り込みだすと、あれよあれよと横から人が入ってきて
    先頭に並んでいたおじさんの後ろにいたのに気づけばほぼ最後。
    おそるべし、中国。
    異国の地の深夜バスで不安もあるからムコと隣の席に座りたかったけど
    早いもの順で席とられちゃってるかな、とちょっとしょんぼり乗り込むと
    おじさんがバスの後部座席で手招きをしている。
    なんと、一番に乗り込んで私たちの席を並びで確保してくれていたのだ。
    わー、ありがたい。。
    席にチケット代回収にやって来るバススタッフは英語が話せないので、
    チケットをまとめて買ってくれるということでおじさんにふたりぶんのバス代460元(約5600円)を渡す。
    おじさんへの不信感が薄くなりつつ、感謝しつつも、まだ完全に信用しきれない私たち。

    11時間の長旅になるバスが出発して、時計が22:00を回ったころ、
    突然バスが止まり、暗めになっていた社内の電気がいっせいにつき、
    カーキ色の制服を着た人が乗り込んできた。警察だ。
    大声で全員に身分証明書を出すように指示している。
    なんとも、ものものしい雰囲気な上に、全て中国語で理解しきれずおろおろな私たち。
    状況が分からないって本当に恐ろしい。
    困っているとおじさんが英語で状況を説明してくれた。
    私たちはパスポートを出す必要があるらしい。
    警官は乗っていた中国人の身分証明書を確認して回り、
    怖い顔つきのまま私たちのパスポートをを持ってバスを降りて行ってしまった。
    何~??なんで私たちは身分証明書を取り上げられるの~?怖い~!
    しばらくするとバススタッフが厳しい顔でやってきてバスの入口まで来いと言う。
    「なんで呼ばれてるんですか?」とおじさんに聞いてみるも、
    「わからない。とにかく来いって言ってる」とおじさん。
    しょうがないので、貴重品などが入った荷物を全部持って、靴なども全部持って
    バス入口まで向かうムコと私。
    見ると、後ろからおじさんも自分の荷物と靴を全部持ってついてきてくれている。
    バス入口には私たちのパスポートを手にした警察官が。
    英語は話せるか?と警察に聞かれ、名前確認と顔写真の照合をしてパスポートを返してくれた。
    「返してもらえました」とおじさんに伝えるとホッとした顔で「それはよかった」と。
    おじさん、いい人かも。。。
    名前と顔写真だけなら、何も呼び出さなくてもパスポート提示した時点で確認すればいいじゃん、と
    若干納得がいかないながらも、自分の席へ戻る。

    その後、チケットも購入してくれ、半券をくれた。
    印刷された値段を確認すると、ちゃんとひとり230元でおじさんに払った金額通り。
    ぼったくられてなんかいない。
    そして、夜中、別のバスターミナルでお客さんが乗ってきた時、
    スタッフが寝ていたムコを起こして席を移動するように中国語で言ってきた。
    そもそも指定席ではないのだから、移動せよなんていうのが意味不明なのだが、
    寝ぼけ眼で何を言っているのか理解できなかったムコにおじさんが起きて説明をしてくれ、
    中国語でスタッフとしばらく激しく言い合い、結局ムコは席を移動せずに済んだ。
    どうやら夫婦なんだから隣の席であるべきだ、など、いろいろ猛抗議をしてくれたみたいだった。
    おじさん、いい人だ…!!!
    数時間一緒にいていろいろ親切にしてもらいながらも、
    どこかで疑いの念を持っていたことを本当に申し訳なく思う。

    明け方、バスが広州バスターミナルに着いた。
    車内アナウンスも何もなかったけれど、おじさんが「着いたよ」とムコを起こしてくれた。
    終点駅ではなかったから、教えてくれて本当に助かった。
    まだあたりは暗いので、おじさんは明るくなるまで近くのマクドナルドで
    顔を洗ったり朝食を食べたりして時間を過ごすという。
    バスターミナルは薄暗かったので、おじさんについていくことに。
    朝マックのマフィンセット10元(約120円)をおごらせてもらって、
    おじさんと話をしながら明るくなるのを待つ。
    途中、コーヒーのお替りを持ってきてくれたり、もう、本当に親切すぎる。
    別れ際、メモ用紙に自分の名前と携帯電話番号、家の電話番号を書いたものをくれて、
    何か中国で困ったことがあったら電話するように、と。
    もう、もう、もう、本当にありがとう、おじさん。
    心があったかくなった中国初日の朝。