世界一周ブログ - 夏を追いつつ世界一周をしています。

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  • 蒸しアツイ、サムイ島

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    蒸し暑い国はビールがウマイぜ!! でも、あれ、きみって48時間前はカトマンズの病院に腹痛で入院してなかった?

    世界一周ブログ@サムイ島(タイ)です。

    デリーでの乗り継ぎを無事終え、まずはバンコクのスワンナブーム国際空港へ。
    10年前にタイにきた時はドンムアンが空の玄関だったのに…。まさに十年一昔。
    (ちなみにドンムアンは現在洪水で、てんやandわんやになっとります)

    スワンナブーム国際空港には予定通り9時に到着。
    今までは「入国さえひと筋縄ではいかない」国々を回ってきたので
    余裕をもってサムイ島へのフライトは14時台を予約してありました。
    荷物がこなくても、入国時にたらいまわしにされても、5時間もあれば大丈夫でしょ!

    ところが、超がつくほどすんなりとイミグレ通過。
    飛行機を降りてからまだ30分も経ってない。いいのか、タイ!?

    「お昼ごろの便に変更できるかも」という淡い期待を胸に
    サムイ島へと向かうバンコクエアウェイのチェックインカウンターへ。
    「12時の便、OKですよ。あちらのチケット売場で変更して下さい」とのこと。

    ところがチケット売場のおねーちゃんいわく
    「このチケットを変更するには二人で5000円ぐらいかかるわね」

     

    ガーン。

     

    ところがところが、
    「でも、12時半の便なら無料でできるわよ」

     

    何じゃそりゃ。
    っていうか、30分おきに飛行機あるんかいな。

     

    ま、そんなこんなで無事12時半の飛行機に乗船。
    たった1時間のフライトなのにランチが出たのには驚きました。

    サムイ島着。ムワッとした空気は、「タイに来た!」という実感を誘います。
    荷物をピックアップしたら、ミニバスと呼ばれるバンに乗って自分の宿へ。
    これは乗り合いタイプで、係員にホテル名や近くのビーチを告げると
    「じゃあこのクルマに乗れ!」と振り分けられます。

    僕らが宿泊するのは「ラマイ・ビーチ」から
    少し歩いたところにある「montra」という1泊8000円のホテル。
    僕らの予算(上限)の倍はする価格ではあるけれど、
    ヨルダンの死海以来、あまりのんびりしてこなかったから
    サムイ島ではただただのんびりさせてもらいます。
    「トリップアドバイザー」の評価がすこぶる高かったのも決め手。

    さあ、「サムイ島 de リフレッシュ 3泊4日」の始まりです。

     

     

    はらだいち

  • 宿96 : Sleeping Pods @デリー

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    安くないけど、ヨメの体調が第一ですから!! なんて…

    世界一周ブログ@デリー(インド)です。

     

    ①カトマンズ(17:00) → デリー(18:00) ※スパイスジェット
    ②デリー(3:30) → バンコク(9:00) ※キャセイパシフィック
    ③バンコク(14:30) → サムイ島(16:00) ※バンコクエアウェイズ

     

    今回の移動の“ヤマ”①と②の乗り換えにあり!
    何といってもひと筋縄ではいかない国、インドさんが相手ですから。

     

    懸案事項は三つ
    A : バンコクまで荷物をスルーできなかった
    B : インドには再入国できない
    C : 待ち時間がとてつもなく長い

    とりあえず、戦うべきはAとB。
    荷物をピックアップするバゲージクレームはイミグレの外なれど、
    僕らはどうやってもイミグレの外には出られない。
    果たしてこの矛盾をどう解消するべきか…。
    デリーの空港でたらい回しにされることを想定して、
    ①の機内ではずっと英語の説明文を作ってました。

    でもデリーに着いて早々、それは杞憂に終わりました。
    まずはスパイスジェットの係員が、そしてキャセイパシフィックの係員が
    僕らの預け荷物を回収し、トランジットの手続きをしてくれました。
    まあ、すべて終わるのに5時間ぐらいかかりましたけれどね。
    後になってみれば同じようなケースの問題を抱えているのは僕らだけじゃないし、
    仮にそうであったとしても、初めてのケースということはまずまずないんですよね
    それは今回に限らず言えることなのですが、
    どうしても慎重になっちゃうのが僕の悪いクセ。

    そんなこんなで夜11時、自由の身に。
    真新しいデリー空港を散策していると
    「Sleeping Pods」なる魅力的な看板を発見!
    要は有料の仮眠室で、搭乗ゲートのそばに
    広さ4畳半ほどのブースが5室並んでます。
    ちなみに1時間1部屋10ドル(サービス料込み)なり。

     

    10ドル…。

    3時間寝たとして、二人で60ドル(約4500円)。

    魅力的…。

    いや、待て。それっていつも泊まっている宿より高い。

    でも、あまりにも魅力的…。

    迷いに迷った挙句、
    「病み上がりのヨメの体調のため」という名目で宿泊することに。
    うーん、たった三時間だけどかなりラクになった!

     

    Sleeping Pods
    ■シングルルーム(バス・トイレなし)…10点満点中、5点
    寝具 ★★☆ 狭めのシングルベッド1台。抱き枕がうれしい。
    水周 ☆☆☆ なし。
    設備 ★★☆ ファン付き。テーブル付き。ソファー付き。1日いられる。
    WIFI ★☆☆ インドの携帯電話があれば使えるらしい。何それ?
    立地 ★★★ 17番ゲート正面。僕らのゲートは17番だったから最高の立地。
    接客 ★★★ ディスカウントしてくれた。
    価格 ★☆☆ 25ドル(1900円)/一室3時間。カラオケ行ったと思えば…。

     

    思わぬ展開で、C(待ち時間が長い)という懸案事項も難なくクリアできました。
    高いけど、間違いなく体力温存には一役買ってくれる存在です。

     

     

    はらだいち

  • 歌えや踊れ

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    世界一周初心者のヨメブログです。

    朝日と共に起きてみようと思ったら、それより前に窓の外からの子供たちの声で目が覚めた。
    来よったか~、そんな気はしてたんだよなぁ、日の出から遊ぶ気満々の子供たち。
    目を輝かせて私が起きてくるのを家の外で待ってる。
    うぅ、おばちゃんはまだ少し眠いですが、起きますよ、はい、起きますよ。

    朝起きたらそこは雲の上でした。思わず見とれる景色。

    早起き組は8人くらい。
    「ねー、テンプル行こう!」ということで眠気眼で山道を歩く。
    途中、「これ、チリ(唐辛子)食べたら辛いよ~、ほら」と食べるパフォーマンスを見せてくれたり
    「これはグァバの木。実を食べられるよ」と木に登って何個か実をとってくれたり、
    「あれは私のおばあちゃんの家、はーい、おばあちゃーん!」と叫んでおばあちゃんを呼び出したり。
    にぎやかさに目も覚めてきたころ、テンプルとよんでいた場所に着いた。
    石で囲われた中に村の神様の石が祀られていた。
    みんなが祈りに来ているしるしに赤い粉やオレンジの粉やマリーゴールドが飾られている。
    子どもたちに言われるままに手を合わせて、お祈りの言葉を私も復唱する。

    道々、子供たちがあちこちから花を摘んできては髪にさしてくれた。おかげですごく陽気な日本人の出来上がり(笑) この日はほぼ一日子供がカメラを撮っていたのでナイスショットもあればブレブレショットも多し。子供目線の写真は面白い。

    うちのおじいちゃん!ということでモニカちゃんが撮影。それにしても村を歩いていてもたくさんおじいちゃんやおじちゃんがいる。何人か奥さんがいたりするからたくさん親戚がいるのだ。

    テンプルを出るとどこで噂を聞きつけたのか、またもや新しい子供たちが増えている。
    また20人くらいに囲まれて、踊って攻撃。
    朝7:00から村の神様の目の前の丘でふらりふらりと舞う日本人。
    嬉々とした笑顔で見つめる村の子供たち。
    なんて平和な光景。

    踊りつかれて家に戻ろうと言うことになり、
    一緒に来た子供たちとサントス家を目指す。
    デンジャラスロードと子供たちが呼ぶ、来た道とは違ううっそうとした森を抜けるルート。
    細い小道、湿った岩々をを登って行く。
    トトロの世界みたいだ。
    突然視界が開けるとサントスの家の裏に出た。
    さすが、こんな裏道を知っているなんて。

    朝7時に丘の上での舞い(笑) 私とラクシュミーちゃん。私のかめらで子供たちが踊りの写真もたくさん撮ってくれてました。

    ちょっと疲れたので、子どもたちの踊って攻撃から身をかわすため
    お隣の英語もちょっと話せる20代のお姉さんの家でバッファローミルクをいただきながら話をする。
    …でも、子供たちも離れずにずっと1メートルの距離で私たちの会話を見守ってる(^^ゞ
    リラックスできましぇん(笑)
    このまっすぐなまでの興味がうれしくもある。

    ミルクが飲み終わるが早いか、「遊びに行こう」と言う。
    大人たちが気遣って「遊びはまたあとで!」とぴしゃりと言うと、
    おとなしくなったかに見えた、が、口パクで私だけに見える位置で
    「遊ぼう!あっちに行こう!」とジェスチャーしてくる(笑)
    しばらく見て見ぬふりをするも、うーん、根負け(^^ゞ

    結局、連れだって女の子たちの家めぐりへ。
    それぞれの家で家の中と家族を紹介していただき、
    チャイや食べ物を出していただいてごちそうになりながら話したりダンスしたり。
    次から次へとお家をはしご。
    どの家族もあたたかく迎えてくれて、チャイをたくさんいただいた。

    子供がしてくれたメイクのまま畑から取ってきた夕飯のえんどう豆の中身を取り出す作業をお手伝い。

    村にはお湯のシャワーはないので、湧水を桶に貯めて日中の日で常温になったところで
    昼間の温かいうちに体と頭を洗う。
    体を洗った女の子はメイクを始めた。
    目の周りをぐるりと黒く縁どる。ネパール女性のメイクだ。
    ネパールの女の子は生まれて半年の儀式で左の鼻と両耳にピアスの穴をあける。
    だからみんな小さいうちから金色のピアスが光ってファッショナブル。
    一番なついてくれていたモニカは私にメイクをしてくれるという。
    慣れた手つきでアイラインをかいてくれて、特別に口紅もぬってくれるみたい。
    でもモニカの家には口紅がなくて、三菱鉛筆の赤色鉛筆の芯のところをつばで濡らして
    少し柔らかくして唇に塗りつけてくれた。
    メイク用じゃないから、ちょっと痛い…。
    この村での子供のトクベツメイクをしてもらって、庭の花を頭にさしてもらって、
    見た目も心もうかれぽんちな私。
    子どもたちは本当に楽しそう。私もそれはそれは楽しそう。

    今宵も歌えや踊れの宴がサントス家の前で開催された。
    男の子たちは「ドラマ」なる演劇を見せてくれた。
    内容はカンフーのような戦いごっこ。
    3歳の子から14歳までの少年が入り乱れて敵と味方に分かれて蹴ったり飛んだり。
    みんな片手バク転ができるから迫力満点。
    最後は誰かが勝利してほかのみんなはやられて倒れる。
    3歳の子もほとんど失敗するんだけど果敢にバク転をしてみせる。
    年齢関係なく全員が一緒に遊んでる。村ではみんなが強いきずなで結ばれてる“仲間”だ。

    女の子たちには影絵を教えたり、アルプスいちまんじゃくの手遊びを教えたりして遊んだ。
    私は明日の朝6:00にこの村を出発してカトマンズに戻る。
    今夜寝たら、明日の朝バイバイをするだけになってしまう。
    ちょっと切ない村の夜。

    はにかみ屋の女の子。シリアスな表情が魅力的な子でした。

  • 暮らすように旅をしたい

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    プダサイニ一家の皆様と。ちなみにプダサイニとはサントスの苗字(カースト)です。

    世界一周ブログ@カトマンズ(ネパール)です。

     

     

    泣きながら部屋で立ち尽くすヨメ。

     

     

    「だいちゃん、ごめんなさい…」

     

     

    えっ!? 何事??

     

     

    「犬に噛まれた…」

     

     

    狂犬病がいかに危ない病気なのかは、過日のブログで触れた通り。
    ワクチンを打てば問題ないものの、注射回数があまりにも多いため、
    旅行を続けながら定期的にワクチンを打つのは不可能=即帰国なのです。
    でも発病したら100%死ぬから、予防接種をしていない犬に噛まれたら
    どんなことがあっても念のためワクチンを打たなければなりません。

    ヨメを事情聴取。
    どうやらサントス家の飼い犬に噛まれたとのこと。
    エサを食べているところにちょっかいを出したらしい。
    あれほどダメだって言ったのにーーーー!!

    でも飼い犬ならば、家族の誰かに「予防接種受けてる?」と聞けばいい。
    こっちが悪いのに相手を攻めているみたいで何となく気が引けるけど、しゃあない。
    でも狂犬病って英語で何ていうの?
    あ、そうだ! 日本語ペラペラのイスオルにこっそり聞こう。

     

    「ああ、ウチのはちゃんと注射打ってるから大丈夫!」とイスオル。
    そうだよね。ここにはイタズラ盛りの赤ちゃんもいるからケアしてないワケがない。

     

    そんなこんなで、最後の最後までご迷惑をおかけしながら、
    イスオル、アンジュー、ツェーランジービーとともに空港へ。
    サントスは家の前でお別れ。ワタクシ、号泣しちゃいました。てへ。
    最後に撮った集合写真はこの旅の宝物です。

    そんなこんなで、ドタバタすぎるネパール旅行もこれにておしまい。
    いろいろあったけれど冒険をしている感じがしたし、
    僅からながらではあっても、地元の人の生活に入りこむことができた。
    多分、これが「旅行」と「旅」の違いなんだろうな。
    そしてこれこそ、僕の求めている旅のスタイルなのかも。

    これからデリーを経由して、バンコクも通過して、サムイ島へと向かいます。

     

     

    はらだいち

  • 原家崩壊の危機

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    病院まで診断書を取りに一人カトマンズの街へ。ビレッジでもそうだったけれど、ネパールの子ども達は写真を撮られ好きだなあ。

    世界一周ブログ@カトマンズ(ネパール)です。

    入院と退院を1日で終えた翌朝。
    ヨメの体調はかなりよくなったようです。

    この度はサントスを始めとしたご家族の皆様、
    ご迷惑をお掛けいたしまし。申し訳ございません。
    ま、何はともあれ治ってよかった。
    でも、いかんせん一昨日は40度近い発熱があり、
    昨日だけでも10回以上はトイレに行っていた身。
    果たして【デリー→バンコク→サムイ島】という
    地獄の24時間移動に耐えられるのか…。

     

    僕が考えた選択肢は二つ。
    A : 予定通り出発
    B : 最大8万円の出費を覚悟して明日出発

     

    そしてヨメが考えたもう一つの選択肢
    C : 最大5万円の出費を覚悟して明後日出発

     

    この「覚悟して」というのがミソで、
    場合によっては費用がかかる、場合によっては費用がかからないというもの。
    持っているのは格安航空券とキャンセル期限切れのホテルの予約だから、
    基本的には予定変更はできないことになっているけれど、
    交渉すれば何とかなるかもしれない、という希望的推測。
    さらにもし海外旅行保険でカバーできれば一切合財をまかなえる、という淡い期待。

    僕としてはもうBでいいのではないかと思っていました。
    もちろんAができるのならそれにこしたことはないけれど、やっぱり健康第一。
    しかしこの三つの選択肢をめぐって、原家始まって以来の大喧嘩が勃発!!

    二転三転しつつ、結局Aの選択肢、つまり予定通りネパールを出ることに。
    喧嘩が収まっても悶々とした気持ちを抑えきれず、
    嫌味をいろいろと言ってしまったことを反省しております…。
    ヨメすまん、口がすぎた…。

    フライトは夕方の17時だけれど、結論が出るまで間に
    一人で街にに航空券を探しに行ったり、病院に行ったりしたので、
    サントス家の皆様と一緒にいられる時間は気がつけば残り2時間。
    よく考えたら、僕らは迷惑をかけてばかりで何もできてない。

    ここに着いたころは僕が体調を崩していたし、
    戻ってきたと思ったら、ヨメの入院騒動。
    本当は夕食後とかは居間で団欒をしたかったけれど、
    うつしちゃ悪いから、それもほとんど叶いませんでした。

    申し訳ない、申し訳ない、と思いながら部屋に戻ると
    何やらヨメが泣いている…。

    今度は何だ!?

     

    「やっぱり帰る」となり、サントス(左)は大慌て。帰りがけにネパーリー・ハットをもらいました。これをデリー空港でかぶっていたらいろいろなネパール人に声をかけられた。

     

    はらだいち